PIMCO,インカム戦略,野村アセットマネジメント
(画像=Shutterstock)

伝統的な金融資産である株式と債券。一般的に景気拡大期では、債券よりも株式の方が、運用パフォーマンスが良いと言われている。しかし、景気拡大期における債券運用でも、株式を上回るリターンをあげることは可能かもしれない。以下のグラフをご覧頂きたい。

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【出典:PIMCO】PIMCOインカム戦略と米国株式のリターン要因分析比較

左は米国の代表的な株価指数であるS&P500、右は世界最大級の債券運用会社PIMCOが運用するPIMCOインカム戦略ファンド(報酬等控除前)で、2007年6月末〜2017年6月末の10年間で運用成績(米ドルベース)を比較した。ご覧の通り、米国株の平均年率リターンは5.94%、PIMCOインカム戦略の平均年率リターンは9.9%となっている。

該当10年の間には世界金融危機が発生したとはいえ、現在のS&P500は、底値から約4倍の水準まで上昇している。このような中、債券ファンド(もちろん株式は全く入っていない!)が米国株を超えるリターンを叩き出しているわけだ。この「PIMCOインカム戦略」とは、どのような戦略なのだろうか。

PIMCOインカム戦略が米国株のリターンを上回る理由

PIMCOグループ最高投資責任者(CIO)ダニエル・アイバシン氏によると、PIMCOインカム戦略には「グローバルな投資機会」「柔軟な投資の枠組み」「最善のアイディアに基づくポートフォリオ」という3つの特徴があるという。その運用プロセスにおいて重要な役割を果たすのが、四半期に一度、米国本社で開催される「経済予測会議」だ。同会議では今後の世界経済や金融市場の見通しを予測するために、世界各地の拠点から運用プロフェッショナルが一堂に会して徹底的に議論する。

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【出典:PIMCO】PIMCO経済予測会議の様子

PIMCOインカム戦略では、このような経済予測によるトップダウン・アプローチを最大限に活用し、債券セクターの配分比率を機動的に変化させることで着実なパフォーマンスをあげている。また、PIMCOは世界中の債券セクターに運用スペシャリストを配置しており、各セクターにおいてボトムアップ・アプローチによる投資対象の厳選を行っている。

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【出典:PIMCO】PIMCOインカム戦略のイメージ図

トップダウンとボトムアップを融合させて、世界中の債券に幅広く投資をしているというわけだ。株式市場と同じように債券市場にも、強気のセクターや地域、弱気のセクターや地域がある。そして、今後有望な個別銘柄と今後投資すべきではない個別銘柄が存在する。140年以上に渡って債券運用業界をリードするPIMCOの分析と銘柄選定こそ、米国株のリターンを上回る理由と言えそうだ。

PIMCOインカム戦略をポートフォリオの一部に

上記のようにプロフェッショナルが運用すれば、債券も株式以上のリターンをあげる資産になり得る。PIMCOインカム戦略を個人投資家が単独で行うのは難しいが、このファンドを1本持つだけで、世界中の債券への投資機会を得ることができる手軽さも魅力だ。

一度持ったら中長期視点で保有し続ければ良いので、安定的に資産を殖やしていきたい人にもぴったりだろう。この機会に、PIMCOインカム戦略を自身のポートフォリオに組み入れてはいかがだろうか。