2015年3月の“つかえる”株主優待…人気の高い優待銘柄を厳選!

企業決算が集中する3月、投資家にとって同月末は株主優待の権利が確定する日でもある。2014年の株式相場は4月の消費税増税後、景気の減速懸念から日経平均株価が終値で14,000円台を割り込む日もあった。しかし昨年10月31日、日銀の追加金融緩和により流れが変わった。それまで下落傾向にあった日経平均は一時18,000円台まで上昇する局面もあった。株価上昇トレンドは今年も続き、20,000円台を目指すとの声もある。

このような株価の上昇トレンドの中で、株の売買による利益確定以外の魅力として株主優待の存在がある。特にここ数年、将棋棋士・桐谷広人氏の株主優待券生活がマスメディアで取り上げられ、注目度が高まっている。

一口に株主優待券と言っても、サービスは会社ごとに大きく異なる。自社店舗で使用できる金券を配布したり、宿泊施設の無料利用券を提供したりとさまざまだ。また、株式保有数や保有期間によって、優待がランク分けされていることもあるので投資資金と利用目的に合った優待を探すのがよいだろう。

2015年3月人気の高い食事券の株主優待

株主優待で投資家に人気なのが食事優待券。モスバーガーを運営するモスフードサービス <8153> は、100株以上保有する株主に1,000円分、500株以上は5,000円、1,000株以上は10,000円分の食事券を年2回配布。麺好きの株主を喜ばせるのはサガミチェーン <9900> で、1,000株以上で年間30,000円の優待券がもらえ、讃岐うどんが一押しの「製麺大学」や「どんどん庵」はもちろん「サガミ」「味の民芸」などでも利用できる。

2015年3月に狙いたい旅行にお得な株主優待は?

優待券でレジャーを楽しみたい場合は、航空会社などの株が優待券で旅行をサポートしてくれる。ANAホールディングス <9202> は、半期ごとに1,000株単位で1枚ずつ、片道普通運賃50%の割引券を提供。日本郵船 <9101>では1,000株以上で飛鳥クルーズの10%割引券が3枚用意される。高価な船旅では、1割引きでも実質数万円以上の値引きだ。