ソフトバンクグループは15日、アリババとタイガーグローバルとともに、中国最大級のタクシー配車アプリを提供するクアイディに約6億ドル(約708億円)を出資すると発表した。

クアイディは2012年に創業。数年で中国最大級のタクシー配車アプリを提供し、急成長を遂げた。現在は香港を含む中国の300以上の都市でサービスを提供している。中国国内の調査会社のデータによると、2014年11月時点で54.4%のシェアを誇っている。

クアイディの CEO であるチュワンウェイ・ルー氏は「ソフトバンク、アリババ、タイガーグローバルからの出資を心よりうれしく思います。このたびのパートナーシップにより、今後市場におけるわれわれのプレゼンスを高めていきます。また、さらなるサービス拡充を目指すとともに国内の交通手段をこれからも継続して改善していくことを楽しみにしています」とコメント。

またソフトバンクのニケシュ・アローラ氏は、「2年という短期間で、クアイディは中国でのタクシー配車アプリ業界において最も有力な事業者となり、今後もその経営陣の優れたビジョンとリーダーシップにより多くのユーザーに支持されていくと確信しています。われわれは、今後クアイディの中国での更なる事業拡大を支援していくことを楽しみにしています」と話している。

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