SBIホールディングス <8473> 傘下のSBI証券およびSBIマネープラザは、太陽光発電ファンドの第一号案件である「CNPV JAPAN錦太陽光発電事業匿名組合(以下「第一号ファンド」)」が完売したことを発表した。第一号ファンドは熊本県球麿郡錦町に建設、敷地面積は約4.2ha、出力規模は約2.2MWとなる。2015年2月に運転開始予定だ。

同社が展開する太陽光発電ファンドは、2012年7月より開始された「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」を活用することで、太陽光発電事業で得る売電収入を原資とした長期・安定的な収益を投資家に分配するものだ。完売となった第一号ファンドの他、同じく太陽光発電事業のみを行うSPCを投資対象とする第二号、第三号ファンドの募集を既に開始しており、募集総額は3ファンド合計で約30億円となる。SBIグループは、政府が推進する再生可能エネルギーの普及・拡大や社会全体の環境負荷低減の盛り上がりを背景に、今後も、太陽光発電をはじめとした再生可能エネルギー発電事業に関連したファンドを積極的に取り扱う予定だ。

2014年度の太陽光発電の買取価格は、10kW以上の設備を設置した場合、1kWあたり「32円+税」が20年続くことになっている。政府は、将来、この買取価格を引き下げる方向で動いている。また、昨年秋には一部の電力会社が電力の買い取りを拒否するなどの混乱も見られた。

(ZUU online)

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