香川銀行、徳島銀行を傘下に持つトモニホールディングス <8600> と、三菱UFJフィナンシャルグループ <8306> 系列の大正銀行は4月10日、経営統合に向け協議を進めていくことで基本合意した、と発表した。関西と四国にまたがる広域の地銀グループが誕生することになる。

三菱東京UFJ銀行を含む3社で同日、基本合意書を締結した。トモニHDが完全親会社となり、大正銀行を株式交換方式で完全子会社する予定。効力発生日は2016年4月1日を予定している。株式の交換比率は第三者算定機関による株価算定などをふまえ、最終契約締結までに決める。大正銀行の商号は残し、トモニHDの傘下に3銀行がぶら下がる形になる。

トモニHDは香川銀行と徳島銀行が経営統合して2010年に発足した持ち株会社。大正銀行は、三菱UFJグループが株式の約25%を保有しており、この経営統合で三菱UFJの関連会社ではなくなる。大阪を地盤に大阪、兵庫、京都の3府県に26支店を展開する。地方銀行をめぐっては、昨年の横浜銀行と東日本銀行などが経営統合に向けた基本合意を発表しており、再編の動きが加速している(ZUU online 編集部)

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