SBIホールディングス <8473> は5月11日、イギリスの大手ヘッジファンド運用会社「インターナショナル・アセット・マネジメント(IAM社)」と提携に関する覚書を締結した、と発表した。IAM社からSBIグループの金融機関各社の自己運用向けと、SBIグループの顧客投資家向けに、ヘッジファンド投資商品の提供を受ける。

発表資料によると、IAM社はロンドン、ニューヨーク、ストックホルムに拠点を設けるヘッジファンド運用の大手。17人のインベストメントプロフェッショナルを抱え資産運用業務を行うほか、約8300人のヘッジファンドマネージャーのデータベースを保有し、ファンド・オブ・ファンズ方式での運用もしている。同社は富裕層の資産運用会社(ファミリーオフィス)や機関投資家を顧客の中心として25年以上にわたるオルタナティブ運用を行い、同期間での標準偏差は6.8%、年平均利回りは9.2%のトラックレコードを有する。運用資産規模は約2015年3月待つ時点で、41.5億米ドル(約4980億円)に達している。

IAM社はSBIグループに対し、目標リスク・リターンの異なる複数のファンド・オブ・ヘッジファンズを設立。SBIグループの金融機関各社の様々な自己運用ニーズへの選択肢を提供する。また、SBI証券などSBIグループ各社の顧客である投資家に対しても専用のファンドを設立し、個人投資家らへヘッジファンドへの新たな投資機会を提供することも予定している。

SBIホールディングスは「今回のIAM社との提携により、SBIグループの金融機関各社の自己運用において、安定的かつ比較的高い投資利回りの確保を目指してまいります。SBIグループの顧客投資家に対してもこれまで以上に幅広い投資商品の提供を可能とすることで、多様な顧客ニーズをより充足できるものと考えております」としている。(ZUU online 編集部)

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