世の中に数多く存在する大富豪のうち、貧乏生活から大成功を収めた4人のアジア人を紹介する。今やかつての貧しさなど想像もできないくらいの富豪となった彼らだが、その裏ではそれぞれ様々な苦労をしてきたようだ。


父亡き後、家族を養うために学業を断念した香港実業界の大物リ・カシン(総資産271億ドル)

1940年代に家族と共に中国本土から香港に移り住んだリ・カシン。15歳のときに父が亡くなり、一家の生活は彼の肩にのしかかった。1950年長江実業を起業。プラスチック製造業から始まり不動産業に発展した同社は香港最大の企業に成長した。


時給1ドル20セントの皿洗いバイト学生だった実業家シャヒド・カーン(総資産44億ドル)

今や世界屈指の大富豪となったカーンだが、パキスタンから渡米した当時は、イリノイ大に通うかたわら皿洗いのアルバイトで生計を立てていた。カーンは現在、民間企業として全米最大級の自動車製造会社フレックスNゲート、NFLアメフトチームのジャクソンビル・ジャガーズ、英プレミアリーグのフラムFCのオーナーである。


3つのアルバイトをかけ持ちしていたファストファッションForever21の創始者ドウォン・チャン。(総資産65億ドル)

妻のジンスクと2人でForever21を起業したドウォン・チャンだったがその道のりは常に険しいものだった。1981年に韓国から渡米してきた当時、ドウォンはビルの管理人、ガソリンスタンド店員、コーヒーショップ店員の3つの仕事をかけ持ちして家計をやりくりしていたが、1984年ようやく1号店のオープンにこぎつけた。
Forever21は今や世界各地に480店舗を展開し、年商30億ドルを稼ぎ出す一大ファッションチェーンに成長した。


インド貧困家庭出身の鉄鋼王ラクシュミー・ミッタル(総資産123億ドル)

鉄鋼メーカー、アルセロール・ミッタルのCEO兼会長のミッタルは、1950年インド北部ラジャスタン州の貧しい家庭に生まれた。20年以上にわたる鉄鋼ビジネスとディスカウント卸売業で財を成した彼は、今や世界最大の製鋼企業を経営するケタ違いの億万長者である。(ZUU online 編集部)

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