秋も深まるこの季節、Amazonの「節税対策」本ランキングを紹介する。社長からサラリーマンやフリーランスの人まで、税金対策について楽しく学べる10冊が並んだ。(ランキングは9月15日午前8時現在、価格は税込み)。

1.フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。(きたみりゅうじ、日本実業出版社、1512円)

1位はフリーのライター兼イラストレーターとして活動するきたみ氏の1冊。税理士の教えを受けて申告と節税について学ぶ様子を、会話調でわかりやすくまとめた。イラストや4コマ漫画が多用されているので、面倒でとっつきにくいと思われやすいテーマでも楽しく学ぶことができる。

2.法人保険で実現する究極の節税対策
(GTAC、幻冬舎、799円)

法人保険の仕組みから、法人保険を解約するタイミング、保険料を全額損金として算入できる最新スキームなど、法人保険を最大限に活用して節税できるテクニックが詰まっている。

3.起業5年目までに知らないと損する 節税のキホン
(山口真導、すばる舎、1620円)

タイトルを読んで字のごとく、起業してから身に付けておきたい節税のノウハウを幅広くカバー。代表的なテクニックとして、決算期の変更、資本金額の見直し、含み損のある固定資産の売却などを紹介している。

4.相続財産は法人化で残しなさい
(阿藤芳明、幻冬舎、799円)

「資産家いじめ」とも揶揄(やゆ)されるほど、企業の税制負担を軽減し、個人の資産家から課税を強化する流れが進んでいる。そんな中、財産を法人化して所有して生前に子世代への財産を分散し、相続税の支払いを回避する方法を指南する。

5.税務署員だけのヒミツの節税術
(大村大次郎、中央公論新社、799円)

元国税調査官として国税局に10年勤めた著者が書き下ろし、話題となった『あらゆる領収書は経費で落とせる』の続編。医療費や住宅ローン以外の知られざる控除までを一挙公開する。

6.社長の節税と資産づくりがまるごとわかる本
(起業家を支援する全国会計事務所協会、あさ出版、1620円)

手元にお金が残る46の節税ポイントを税理士が伝授。「余計な税金は払いたくない」という中小企業経営者の声に応える。

7.税務署が嫌がる「税金0円」の裏ワザ
(大村大次郎、双葉社、864円)

衝撃的なタイトルだが、本の中身はサラリーマンの合法的脱税術を説く。紙切れ1枚で10万円の節税、得する保険の入り方、ローンを組んで節税など、知識として活用すれば節税効果が望めるノウハウ本。

8.あらゆる領収書を経費で落とす!―「金持ち社長」に学ぶ禁断の蓄財術
(大村大次郎、中央公論新社、799円)

財布は2つ持ちなさい、公私混同のススメ、芸能人が会社をつくる理由など、サラリーマンにも参考になる無税スキームを展開。

9.サラリーマンの9割は税金を取り戻せる
(大村大次郎、中央公論新社、799円)

5位、7位、8位に続いて同じ著者の本がランクイン。いま話題のふるさと納税から禁煙・薄毛・ED治療などで節税をするノウハウなど、大増税時代を生き抜く処世術をまとめた。

10.社長、御社の税金は半分にできる!
(久保憂希也、あさ出版、1470円)

元国税調査官の著者が税金の正しい知識と手順で節税を伝授。その方法によっては、タイトルのように、税金を半分に減らすことも困難ではない。余計な税金の支払いを避け、有事に備えて手元資金を残し、強い会社への道筋を示す。

(ZUU online 編集部)