未来像
(写真=PIXTA)

世界経済フォーラムが主宰するグローバル・アジェンダ・カウンシル(GAC)が「今後10年以内にテクノロジーはどこまで進化しているのか」という調査を実施した。トップ10に選ばれたのは、3Dプリントやロボット販売店など現在実用化の速度があがっているものなど、総合的に見て「近い将来いつ起こっても不思議ではない進化」ばかりだ。

また「インターネット眼鏡」や「インターネット衣服」などIoT(Internet of Things)の流れ、「より身近で日常的な洋服やアクセサリー類に広がりを見せる」と多くのエキスパートが予想するのも自然な流れだろう。

以下のランキングは、デジタル化の転換点になると予測される21の項目について、情報通信テクノロジー業界で活躍する816人の専門家の見解を順位で表したものだ。

10位 5%の商品が3Dプリント化(81.1%、実現予想時期2025年)

9位 一般消費者に向け「人体埋め込み型携帯電話」が発売(81.7%、2023年)

8位 国勢調査がビッグデータ化(82.9%、2023年)

7位 3Dプリント車の製造が開始(84.1%、2022年)

6位 人類の80%がデジタル・プレゼンス(SNSなどでプロフィールや生活スタイルを提供するサービス)を利用(84.4%、2023年)

5位 10%の老眼鏡からインターネットにアクセス可能(85.5%、2025年)

4位 米国で初のロボット薬局がオープン(86.5%、2021年)

3位 1兆個のセンサーがインターネットに接続(89.2%、2022年)

2位 広告収入を財源とする無料の容量無制限データストレージを人類の90%が利用(91%、2018年)

1位 人類の10%がインターネットにアクセス可能な洋服を着用(91.2%、2022年)

圏外で注目すべきはブロックチェーンとビットコインに関する調査項目だ。73.1%の回答者が「ブロックチェーンを利用して微税される(16位)」、57.9%が「国内総生産(GDP)の10%がブロックチェーンで格納される(20位)」と予想しており、世界経済フォーラムは2027年までに実現するという見方を示している。 (ZUU online 編集部)

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