(写真=ZUU online編集部)


10月4日、東京・大手町の日経ホールで開かれた「投資の日」記念イベントでは、片山晃、杉村太蔵、内藤忍の個人投資家3氏によるパネル討論が行われた。7年半で25億稼いだ片山氏に、自称”国策投資家”の元衆院議員杉村氏、そして長期分散投資を推奨する内藤氏。投資スタイルが異なる3氏が山あり谷ありの投資人生や、投資の本当の魅力をアツく語った。2回にわたってその内容をお届けする。

ネットゲーマーから投資家に

まずは自己紹介から。登壇者1人目の片山氏(シリウスパートナーズ社長)は7年半で65万円を25億円に増やしたという華々しい経歴の持ち主であるが、株との出会いは意外にもテレビドラマだったという。

片山: 僕は高校を卒業したあと専門学校に行ったんですけど、ちょうどパソコンのオンラインゲームというものが本格的に日本に出てきた頃で、それがあまりにもすごいということで、4年ぐらいずっとそればっかりやっていました。そのあとそろそろどうにかしないといけないなという時に、『ビッグマネー!』という株を題材にしたテレビドラマと出会い、株というものが世の中にあるということを初めて知りました。当時22歳でしたけれども、それ以来10年、(投資を)やってきたというようなことです。

片山氏はリーマンショックのあたりまではデイトレードやっていたが、今は少数の長期集中投資を行っているそうだ。

登壇者2人目の杉村氏は「政治家としてもタレントとしても果たしてどうかわかりません。ただですね、投資家としては超一流だと思っています」と話し、会場を沸かせた。

杉村: 私はかつて国会議員を経験しました。いまは芸人さん並にテレビ番組に出演させていただいております。「あんたどんだけすごいのよ、投資家として過去の実績は」と申し上げますとね、利回りは8%です。