(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)

おはようございます。そろそろ暖かくなるようですが、 株式市場と同様に暖かくなりかけれては寒さが戻るという感じです。 日銀の金融政策決定会合で追加緩和はありませんでしたが、景気判断の下方修正と言うところで、「マイナス金利効果」 が物価面で出てこないとさらに緩和余地があるということになりそうです。

マイナス金利に関しては未だに批判的な見方も多いようですが、 我々にとってもメリットがあると思います。 銀行の貸し出し利ざやは縮小しそうですが、銀行のビジネスとしては貸し出しそのものが伸びるという可能性も ありそうですし、 上場企業としてもバブルのように資金の使い道が重要視されてくる でしょう。現状では自社株買いくらいしか出てきそうもないですが、 増配と自社株買いだけでも投資家にはメリットもあり、 さらに踏み込んだ資金の利用が見られて来れば経済自体も活性化してきそうです。

米国市場は方向感に乏しい展開となったのですが、 本日の日本市場は円高と言うこともあり、冴えない展開となりそうです。 米FOMCを控えて、積極的に方向感を持っての売り買いと言うことでもなく個別の材料に反応 するか、為替に反応するということになりそうです。 いったん上値が重いとなると一気に手仕舞い売りが嵩むということもありそうです。

1万7000円台では上値が重いという雰囲気になるかどうか、 逆に1万7000円を割り込むと買われるということになるかどうか1万7000円の攻防となりそうです。一目均衡表では雲に上値を押さえられており、 調整感が出て来そうです。1万7000円台での値固めとなるかどうかですが、大きな流れとすれば、 1万6500円~600円水準を下値に1万7500円水準が上値と言うことになりそうです。

本日の投資戦略

日銀の追加緩和がなかったことで失望感も出ているようです。 マイナス金利に対する理解も進んでおらず、米国FOMC(公開市場委員会) を控えて動き難くなりそうです。 円高気味と言うことも手仕舞い売りを急がせることになりそうです。ただ、売り急ぐだけの決定的な材料もなく、 為替が落ち着けば値持ちの良い展開となるのではないかと思います。

足下の企業業績動向も特に心配するようなことでもないと思います 。中国の景気鈍化などを気にする向きも未だに多いようですが、 中国の経済破たんという心配はなさそうですし、 欧州なども徐々に金融緩和効果が出て来ているようです。ブラジルレアルも高くなってきており、 世界的な景気鈍化懸念がかなり薄れてきているということでしょう。


清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 <現・ アルゴナビス > 、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

【編集部のオススメ記事】
2017年も勝率9割、株価好調の中でもパフォーマンス突出の「IPO投資」(PR)
資産2億円超の億り人が明かす「伸びない投資家」の特徴とは?
株・債券・不動産など 効率よく情報収集できる資産運用の総合イベント、1月末に初開催(PR)
年収で選ぶ「住まい」 気をつけたい5つのポイント
元野村證券「伝説の営業マン」が明かす 「富裕層開拓」3つの極意(PR)