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(写真=Thinkstock/Getty Images)

アジアの超富裕層(100万ドル以上の資産を所有する層)の総資産額が史上初めて北米や欧州を上回ったことが、フランスの国際コンサルティング会社、キャップジェミニの「ワールド・ウェルス・レポート2016」から明らかになった。

中国と日本を筆頭に、昨年アジア圏の富裕層の資産総額は17兆4000億ドル(約1778兆1060億円/前年比9.4%増)を記録している。対する北米は16兆6000億ドル(約1696兆3540億円/2.3%増)、欧州は13兆6000億ドル(約1389兆7840億円/4%増)だ。

経済が失速した中国、低迷を続ける日本の状況を考慮すると意外な結果に感じるが、アジアの資産成長は金融サービス、テクノロジー、医療産業分野で飛躍的に伸びている。

2025年には超富裕層の資産は100兆ドルに?

レポートによると世界の超富裕層による総資産額は60兆ドル(約6131兆4000億円)。過去30年間で4倍に膨れあがっており、2025年までには100兆ドル(約1京219兆円)に達すると予想されている。

過去の成長率から大きな変動がなければ、アジア富裕層による資産拡大は今後10年間は順調に続き、世界超富裕層の資産総額の40%を占める勢いだ。

次いで順調なのは欧州。スペインでの記録的な失業率(2015年4月ユーロスタットによる統計では22.7%)もどこ吹く風で、超富裕層は4.8%資産を増やしている。

しかし英国のEU離脱が決定した今、その影響が英国を含む欧州はもちろん、世界の超富裕層にどのような長期的影響をおよぼすかはベールに包まれている。