Renovation
(写真=PIXTA)

リフォーム工事のトラブルといえば、以前は「訪問セールスに押し切られ、あまり必要のない工事をしてしまった」「高額な代金を請求された」といったケースが多くありました。しかし、最近はどうやらトラブルの傾向も変わっているようです。

良くあるリフォームトラブルは3つ

住宅専門の相談窓口である公益財団法人「住宅リフォーム・紛争処理センター」は毎年、住宅相談と紛争処理の状況などを公表しています。「住宅相談と紛争処理の状況 CHORD REPORT 2016」によると、同センターが受け付けているリフォームに関する相談のきっかけの上位3つは以下の通りです。

・ 不具合が生じている
・ 契約と工事の内容が異なる
・ 工期が遅れた

ちなみに、国民生活センターなどに寄せられたリフォームトラブルの相談でも、訪問セールスによる高額な契約金に関する相談などは減っており、「見積書と工事の不整合」「ずさんな契約」「追加費用や請求額」などに関する相談が増えていると報告されています。

相談件数は増加傾向 トラブル相談の具体的な内容とは

前出のレポートを詳しく見てみると、2015年度の電話相談のうち「リフォームに関する相談」は9,852件で、前年度比6%増でした。また「新築住宅に関する相談」も同12%増の1万8,786件で、相談件数はいずれも増加傾向にあります。

「住宅のトラブルに関する相談」について、戸建て住宅では外壁などの「ひび割れ」についての不具合が19%と最も多く、次いで屋根や外壁の「雨漏り」が16%、同じく外壁などの「はがれ」が11%、設備や機器の「性能不足」(契約内容との相違などを含む)が11%、床・開口部・建具の「変形」が10%の順となっています。

一方、共同住宅でもほぼ同様で「ひび割れ」(12%)、「はがれ」(12%)、「性能不足」(11%)、給排水管の「漏水」(10%)などとなっています。