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(写真=PIXTA)

都市部で育った若い方は、小さいころから周りを建物に囲まれた環境で、土いじりをしたくてもなかなかできなかった方も多いのではないでしょうか。そんな方にお勧めの地方で行われているインターンシップを紹介します。

そもそも「インターンシップ」とは?

インターンシップとは、学生が一定期間企業などで働き、就業体験の機会を提供する制度のことです。

企業の現場へ実際に足を運び、一定期間職業体験をすることで経験を積み、実際に社会に出る前に自身のスキルアップを目指します。もともとは海外で盛んに行われていましたが、近年日本でも広がってきています。

都市に住む若者たちが田舎を経験できる

地方から都市へ出てきた人が、年齢を経て故郷へUターンするという話はよく聞きます。一方で、ビルが立ち並ぶ都市で育った若者たちは、地方がどのようなところなのか、そこで暮らす人がどのような生活を送っているのか、その魅力は何なのか、実際に見ることも経験することもなく年を重ねていくという人も少なくないでしょう。

そこで、地方自治体や地域住民が立ち上げたNPO団体では、10代から大学生くらいの方に向けたインターンシッププロジェクトを多数主催しています。

こうしたインターンシップの研修期間は、1年間程度の長期型と1~2週間程度の短期型があります。基本的に現地の空き家が宿泊場所として準備されており、長期型では生活費の支給や自動車の準備がある場合もあります。また、プロジェクトによっては、学生だけに限らず30歳程度まで参加できるものもあります。

自身の都合や目的などに応じて適したインターンシップを選べば、現地の暮らしや仕事を体験しながら、実際に移住したときのイメージを膨らませることができます。また、インターンシップを受け入れる側にも、他の地域の、かつ若い人の視点が加わることで、さらなる地域の発展につなげることができるかもしれないと期待しています。

全国の地方自治体が募集

全国の地方自治体では「若者の地方体験交流(旧:地域づくりインターン事業)」として、各地のインターンシッププロジェクトを企画し、参加者を募集しています。

たとえば北海道ニセコ町では、大学生・大学院生を受け入れています。こちらでの研修は基本的に自主研修で、ニセコ町役場を拠点として町内全域を対象とした研修テーマを自らで考え、その問題解決策を考えるというものです。

大分県大分市では、農作業を体験して農業を通じた都市部との交流活動を図るとともに、U・Iターンのきっかけを作ろうとしています。受け入れは随時受け付けており、農家に民泊することもできて実際に田舎の雰囲気を味わうことができます。

ちょっと変わったもので、山口県周防大島町では実際の移住者にインタビューをして、田舎暮らしの良かった点・苦労している点をヒアリング調査するというプロジェクトがあります。これは、サポート体制の構築や定住促進を目的とするとともに、女性が実際に移住している女性の生の声を聞くことで、今後移住を検討する際に活かしてくれることを期待しています。