「ウィキリークス」の創始者アサンジュ氏による時限爆弾

内部告発サイト「ウィキリークス」の創始者、ジュリアン・アサンジュ氏は、CNNのインタビューに対して、クリントン氏に関する「非常に興味深い」情報を持っていると答えている。以前からアサンジュ氏はクリントン氏を批判しており、とくに報道の自由に関しては、トランプ氏よりクリントン氏への舌鋒鋭い追求をしている。内容によっては、命取りになる可能性もゼロではない。

米国のタックスヘイブン 両候補の更なる問題が眠る?

クリントン、トランプ両氏に関わる問題もある。米国内にあるタックスヘイブン(租税回避地)、デラウェア州との関わりについてだ。ホワイトハウスからわずか160キロに位置する同州は、実はケイマン諸島やバミューダ諸島よりも最悪といわれる「タックスヘイブン」である。人口約90万人の州に、税金を逃れるため世界中から、実に約95万社の企業がペーパーカンパニーを設立している。

そしてこのデラウェア州に、クリントン氏は2社、トランプ氏にいたっては378社の企業を置いているという。タックスヘイブンを活用した、アメリカ企業の税金回避問題が、大きな非難の対象になるに連れ、両氏の政治姿勢が厳しく問われることは間違いない。

トランプ氏が自ら崩れ、クリントン氏が生き残る選挙になるのか

さまざま問題を抱えるクリントン氏だが、それでもトランプ氏に対して優位であることに変わりない。

トランプ氏の民族や人種、宗教に関する相次ぐ差別発言、無知を露わにした乱暴な外交政策、演説原稿の盗用、その他の妄言虚言。最近では経済政策についても、専門家からさまざまな問題点が指摘されている。そして致命傷となりつつあるのが、退役軍人に対する度を超えた中傷だ。共和党の一大支持勢力である退役軍人会を敵に回せば、トランプ氏の屋台骨を根本的に揺るがしかねない。

共和党の一部から「トランプよりは」と票が流れてくる、との噂もある。さまざまな問題を抱えているとはいえ、クリントン氏は量的にも質的にも、トランプ氏よりははるかに“マシ”だということだろう。

ただ、クリントン氏の抱える問題が、一気に吹き上がる危険性もなくはない。加えて、自身は中道右派であるが、民主党内のリベラル派、中道左派、共和党支持のポピュリストたちを切り崩していかなければならない、という難しい舵取りも待ち受けている。確かに優勢ではある、しかし死角はあり、予断を許さない状況にある。投票日まで3カ月を切り、米国大統領選挙はいよいよ正念場を迎えている。 (ZUU online編集部)

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