自然と身につく生き抜く力、人脈、英語力

では、ボーディングスクールでは具体的にどのようなことが学べるのだろうか。年間400〜600万円前後の授業料をかける価値があるのは、例えば、「自立して生き抜く力の開発」、「欧米エリート大学で優秀な現地生徒に伍していける能力とパフォーマンス力の養成」、そして何より、「世界の富裕層子弟との人脈作り」といったものを得ることができるからだ。エリートの教師や生徒たちと、寮生活で深く何年間も交わり続けることで、選抜された者の教養と素養や多様性が自然と身についてゆく。

多くのボーディングスクールは、全人教育を理念に掲げ、徹底した少人数制の下、文武両道教育を行っている。米国では、先生と生徒の比率が1:6という学校さえある。国際標準の教育プログラムである国際バカロレア (IB) 資格をウリにするところもある。日本人生徒にとっては、世界の共通語・ビジネス言語である英語をはじめ、第二・第三外国語を生活の中で身につけられる利点がある。

また、学問やスポーツに加え、国際社会の一員として仕事をするようになったときに必要不可欠な問題解決能力が学べる。寛容・忍耐・交渉・立案・協力などがそれだ。ある専門家は、ボーディングスクールを「人生のどのような局面でも自ら道を切り開いてゆけるだけの自信と能力を修養する場所」と表現している。

「教育こそが最大の投資」 かわいい子には旅をさせよ

子どもを、何年も海外の寄宿制の学校に送り出すのは、親にとってもつらい。だが、「教育こそが最大の投資」であり、愛するわが子がたくましい国際的なリーダーに育つには、長い旅が必要になることもある。

ある日本人のボーディングスクール体験者は、「一人で苦労して乗り越えた大切な経験」だと回顧する。また、英語の論文執筆で苦労した別の日本人生徒は、「成績はB−、B、B+と上がっていった。年度末にはA−も一回だけだが取った。うれしかった」と、苦労の末の成果をかみしめる。

もう一人の参加者は、「自律心、冒険心、愛国心、そして世界中の友達」が得られたと振り返る。そのエリートの友人たちが、かけがえのない一生の豊かな人脈であることは、言うまでもない。ボーディングスクールが与えられるものは、まさにプライスレスなのである。(提供: 大和ネクスト銀行

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