株式投資とFXは個人投資家の中でも最も代表的な金融商品であると言えるだろう。が、この2つには大きな違いがある。

誰もが知っているのが、投資対象の数の違いだ。株の場合、上場している株式会社は3500社ほど。それに対しFXの通貨ペアは殆どの国内会社でおよそ20~30個ほどとなっている。投資先を選ぶ、という点ではFXの方が楽ではあるが、株においては逆に銘柄選定に時間をかけることで優位性を見つけることが出来るとも考えられる。

そして取引時間帯も両者の大きな違いであると言えるだろう。株式取引は昼休みを挟み9時~15時までの取引が一般的であるが、FXの場合は営業日であれば24時間売買を行うことが可能だ。FXは日本時間の夜に値動きが大きくなることも多く、兼業のトレーダーにとってはその点でメリットがある。

目次

  1. 株とFXの本質的な違いの一つはレバレッジ
  2. マーケットの違い
  3. 税制の違い
  4. 株とFX、それぞれの商品にあった勉強法
    1. 株式投資の勉強法は
    2. FX投資の場合の勉強法は
  5. レバレッジがかかっているものは難易度が高い
  6. 実際に株式投資を始めてみる
  7. 実際にFXを始めてみる

株とFXの本質的な違いの一つはレバレッジ

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(写真=PIXTA)

本質的な違いのひとつとしては、レバレッジの大きさだ。レバレッジとは元本を担保に、その元本の数倍以上の取引を行うことを指す。

株の信用取引におけるレバレッジが最大で3倍、国内FXのレバレッジは最大で25倍と、FXの方が数段大きなレバレッジとなっている。

レバレッジが大きければ大きいほどハイリスク・ハイリターンとなっており、トレードを行う際にもそのリスクケアが必要となってくるだろう。

<関連記事>FXでレバレッジをかける魅力と注意点を解説

マーケットの違い

マーケットの違いとしては、株に比べて、FXの場合は得られる情報がやや少なめといった点が挙げられる。

株の場合は板や歩み値などから需給の動向、売買の様子を確認することが出来るが、FXの場合はチャートからトレンドを確認することが主だろう。

海外業者を使うと板を見られるECN方式という売買スタイルを選択することも出来るが、国内業者でこの形態をとっているところは少ない。

また、FXの場合は私たちの注文が一度FX業者を介してインターバンクへ流されるという特徴がある。

これによるスリッページなど、投資家にとって不利益となるケースもFXのマーケット方式では起こり得る可能性がある。

税制の違い

株の場合、殆どの人が口座開設の際に「特定口座(源泉徴収あり)」を選択し、証券会社に源泉徴収を委託するが、FXの場合は一定以上の利益が出た場合、自らで源泉徴収・確定申告を行う必要がある。

所得税は一律20.315%となっており、利益のおよそ20%程度を税金として納める必要がある。通年で損益がマイナスとなっている場合は納税を行う必要はないが、確定申告を行うとその損益を繰り越しすることができ、翌年以降の利益と相殺することが可能だ。

株とFX、それぞれの商品にあった勉強法

今まで見てきたように、株とFXはその特徴が大きく異なる。そのため勉強をする際も、それぞれにあった学習や努力が必要だ。

<関連記事>FXの税金が0円になることも!確定申告と税金の話

株式投資の勉強法は

まず株の場合は企業分析や銘柄のクセを掴む必要がある。「何を軸にしてトレードを行うか」によって調べることや勉強の内容も変わってくるが、何をすれば良いか分からない場合は、まずはSNSやブログなどで上手いトレーダーの意見を参考にしてみたり、本を使って浅く広く知識を蓄えていったりするのが良いだろう。

そうしたうえで、最終的には取引の軸を作り、自分の考えでトレードをしていけるようになろう。

<関連記事> 株式投資家必見の「ブログ10選」情報収集に心強い味方に!

FX投資の場合の勉強法は

FXの場合は、上に挙げたように投資対象が少ないため、通貨ペアの特徴を知ったら、いかに優位性のある取引手法を作れるかどうかが重要だ。自分でトレンドラインを引いたり、チャートの検証などをしたりするなどして、手法を確立していくことが大事であると言える。

テクニカルのみで売買を行う人もいるが、FXの場合は各国の金融政策の動向に影響を受けやすいため、ニュースにも敏感になっておく必要があるだろう。

株とFXの勉強において、共通する点もいくつか見受けられる。

トレードにおけるメンタル管理や、エリオット波動やフィボナッチをはじめとしたテクニカル分析の学習は双方に活かせる技術となってくるのではないか。

刻一刻と変化する相場で長く生き残り、プロのトレーダーたちとしのぎを削っていくためには、それ相応の努力が必要となってくるだろう。

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レバレッジがかかっているものは難易度が高い

先述した通り、株の信用取引における最大レバレッジが3倍ほどであるのに対し、国内FX業者における最大レバレッジは25倍となっている。

株とFXでは値動きの大きさ(ボラティリティ)が異なるため、一様に区別をすることは難しいが、やはりレバレッジが高ければ高いほど難易度は高いと言うことが出来るだろう。

また、FXの場合は年に数回急なレート変動が起こることがあり、その際にロスカットが追いつかず、大きな損を被ってしまうというケースが後を絶たない。

そのため適切なリスクヘッジは重要なのであるが、利益が得られそうになるとつい欲を出してしまうのが人間の性だ。

<関連リンク>FXで大損する人の共通点 失敗回避のために読むべき体験談

何年間も生き残ってきたトレーダーが一回のミスで大きく損を被ってしまうという事例もあり、いかに適切なリスク管理が出来るか、が高レバレッジの取引では重要になってくると考えられる。(ZUU online編集部)

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