アルゴナビス清水の投資戦略
(写真=PIXTA)

10月も終わろうかという時期なのですが、異様に暖かくなったり、急に寒くなったりと体調も崩しそうです。日本株式市場は相変わらず堅調となっていますが、相変わらずなんで買われているのかわからないような感じです。単純に持ち高調整の買いということだと思います。

特にこの時期はいつものことながら相場の方向が大きな需給だけで動くことが多く、決算発表が本格化する間隙を縫って「良いようにやられている」という感じです。それでも日銀が買うのもヘッジファンドが買うのもまた、それも相場なのですから、相場のことはしっかりと相場に聞いて対処して行きたいと思います。

米国株は軟調でしたが、為替が円安に振れていることや夜間取引やシカゴ市場で日経平均先物が堅調となったことから、本日の日本市場は買い先行となりそうです。ただ、足元の決算発表が芳しいものではなく、円安に振れていることで「最悪期は脱した」というような雰囲気になるかどうかで相場の方向も決まりそうです。

いよいよ17,500円水準を試す動きになりそうです。ただ、夜間取引でも17,500円を付けなかったことで上値の重さが確認されてしまうと一気に売られるということもありそうです。ここまでの上昇に多分に無理もあったので、17,500円を付けたら付けたで達成感、つけなければつけないで失望感から、いずれにしても調整となりそうです。

本日の投資戦略

特に材料のないなかで買われている相場ですが、新聞報道ではCTA(商品投資顧問)などのヘッジファンドではないかという見方をしていました。確かにこの時期はヘッジファンドなどに新たな資金が入り、日本株式市場でも資金の流入が見られることも多いので、ファンド筋の買いが入っているということでしょう。先物から買っておいて、決算を見てから個別に買うということかもしれません。

米国では利上げを織り込むように金利が上昇、ドル高となっていますが、決算発表の中身を見てみると芳しくない決算で為替の想定レートを1ドル=100円に変更している企業が多くなっています。想定レートを円高にしたとたんに円安に振れるという展開であり、円高想定で下方修正であれば、下方修正したものの上方修正ということもありそうです。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・ アルゴナビス )、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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