アルゴナビス清水の投資戦略
(写真=PIXTA)

昨日は「文化の日」で晴れの特異日ということで天気は良かったのですが、さすがに11月になると寒くなって来ます。株式市場は米大統領選挙で大騒ぎとなっていますが、英国のEU離脱の国民投票の時と同じように決まったら決まったで、どちらに決まっても落ち着いて来るものと思います。

こうなると、トランプ候補が勝っても「何が起こるかわからない」という恐怖感はある程度織り込まれており、「悪材料出尽くし」となる可能性もあり、クリントン候補が勝った場合には「安心感」から買い戻されるということになるのではないかと思います。実際には特にどちらの候補が大統領になったからと言って、日本企業の業績が大きく変わるということでもないと思われ、為替も米国の利上げを考えるといずれは円安に振れるものと思います。

日本市場が休場中の米国市場は軟調となり、為替も大きく円高に振れたことやシカゴ市場(CME)の日経平均先物が大きく売られていたこともあり、本日の日本市場は売り先行となりそうです。週末ということでの手仕舞い売りも嵩んでくるのでしょうし、上値の節目を抜けきれなかったということでも手仕舞い売りを急ぐことになりそうです。小型銘柄も超短期の売買が主体で方向感は見られず、総じて冴えない展開になりそうです。

決算動向よりも為替や海外市場動向に反応する動きになりそうです。17,500円水準を抜けないということが確認されて、いったん手仕舞い売りに押されて下値を試すところでしょう。17,000円の攻防ということになるのでしょうが、日銀の買いなどに売りをぶつけるような動きが出ると一気に16,800円水準の節目まで売られそうです。


本日の投資戦略

「日銀が買っている」ということで堅調な展開が続いていましたが、円高に振れたことからいったん調整となりそうです。米大統領選挙の混乱などと言っていますが、17,500円を抜けなかったから手仕舞い売りに押されるということなのだと思います。今度は17,000円水準で下げ止まるかどうかということになりそうです。

決算発表が本格化するなかで為替に対する警戒感が出てきているということなのでしょう。米国での利上げが取りざたされてくると今度は円安に振れるのでしょうし、大統領選挙での大騒ぎを見ていると英国の国民投票の時を思い出します。結局、結果が出れば「出尽くし」ということになるのだと思います。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・ アルゴナビス )、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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