カードローン,金利
(写真=PIXTA)

カードローンは、毎月の返済額が限度額に比例して決められている「残高スライドリボルビング方式」という方法で決定する。利息がいくらか元金返済がいくらかということを気にしない人が多い。しかし、カードローンは金利が高いため、思わぬうちに高額の利息を負担していることも珍しくない。高金利のカードローンだからこそ、利息をいくら支払うのか、繰り上げ返済によってどの程度の利息を節約することができるのかということを意識したい。

目次

  1. カードローン利息の計算方法
  2. 利息ののシミュレーション
  3. 低金利カードローンの落とし穴
  4. 金利を下げる方法
  5. 主なカードローンの金利
    1. 比較するポイント
  6. 借りる前に返済計画を立てることが大切

カードローン利息の計算方法

金利、つまり利息は、以下の式で求められる。

借入金額×実質年率÷365日×借入日数=利息額

仮に金利18.0%のカードローンで30万円の融資を受け、これを30日間で返済した場合と180日間で返済した場合とを比較する。

30万円×18.0%÷365日×30日=4438円

30万円×18.0%÷365日×180日=2万6630円

続けて、金利14.5%のカードローンで同様の返済を行ったとしよう。

30万円×14.5%÷365日×30日=3575円

30万円×14.5%÷365日×180日=2万1452円

金利を求める式はそう複雑ではないため、返済期間と金利が利息額に直結する。

利息ののシミュレーション

利息のシミュレーションを行う上で、上記の式だけでは不十分だ。利息の計算式は、厳密には以下のようになる。

借入残高×実質年率÷365日×借入日数=利息額

借入金額は融資を受けた金額そのものだが、借入残高は返済金額のうち元金に充てられるものを差し引いて考えなければいけない。仮に100万円の融資を受け、これを4年間で返済したとする。さきほどの式に単純に当てはめると次の通りだ。

100万円×14.5%÷365日×1460日=58万円

100万円という融資に対して58万円もの利息が発生することになる。では今度は、元金割合(返済金額のうち元金に充てられる金額の割合)を一定として、1年ごとに借入残高を当てはめ直してみよう。

100万円×14.5%=14万5000円

750万円×14.5%=10万8750円

50万円×14.5%=7万2500円

25万円×14.5%=3万6250円

合計利息額は36万2500円となった。実際は借入残高を毎月見直して計算する必要があり、さらにその平均を取ったものが毎月の利息として返済額に加算される。同様の返済プランで元金割合を一定とした場合、毎月の返済額はおよそ2万7580円、総支払利息額は32万円強といったところだ。 ただし、今回例で示した金利と同一のカードローンでも、実際の返済プランは異なる可能性が高い。

それは、カードローンの返済方式の多くが「リボルビング返済方式」であるためだ。先に挙げたような、返済期間が一定の支払いは分割返済方式的な考え方であり、リボルビング返済方式とは本質が異なる。 この差を見誤ると、たとえ低金利のカードローンを契約できたとしても結果的に高額な利息を支払うことになりかねない。

低金利カードローンの落とし穴