投資信託目論見書
(写真=Thinkstock/Getty Images)

投資をする場合に、避けて通れないのが目論見書である。目論見書は、初めて見る人にはなかなか理解が難しいものである。しかし、目論見書を読めるようになることは投資をする上では欠かせない能力である。

初めは読むために時間がかかり、難解に思えるかもしれないが、投資目的に応じた注目すべきポイントがわかれば、目論見書の重要性に気付かされるだろう。今回は、目論見書(もくろみしょ)について、徹底的に解説していく。


目論見書とは何のためにあるのか

目論見書とは元々有価証券の募集や売出しを行う際に、有価証券の発行者の事業、条件その他の事項に関する説明を記載するものである。株式をはじめ、社債や投資信託などの募集、売出しの際にも、販売会社を通し目論見書の交付が法律によって義務付けられている。

目論見書には、資本構成・財務諸表・発行総額・発行価格・引受額・手数料等に関する情報が記載されている。その情報に基づき投資家は判断をすることになるため、重要なものである。重要な事実の表示が記載されていなかった場合には、有価証券を取得したものに対し、発行者、販売会社は損害賠償責任を負うことになる。

目論見書を一言で言えば、その投資対象の取扱説明書と言えるだろう。投資初心者は、その内容の難しさから「なんとなく」眺めてしまうということもあるだろうが、この目論見書が投資判断を決定づける重要な資料となるので、ぜひその読み方についての知識をつけて欲しい。

投資信託の場合には、「交付目論見書」「請求目論見書」の2種類の目論見書がある。その違いについては、事項で詳しく説明する。

目論見書の種類を解説

目論見書を読まずに投資をすることはできないというのは、ここまで読み進めて頂ければお分かりいただけたのではないかと思う。では、もう少し詳しく投資信託における目論見書の種類について説明しよう。前項で触れたように、投資信託には「交付目論見書」「請求目論見書」の2つがあるが、その違いを見ていこう。

交付目論見書は、ファンドの目的や基本的な性格、各種リスクや投資方針、投資対象、運用実績や手数料について記載されている。投資信託を購入する場合には、必ず投資家に交付される。投資信託の基本的な情報が全て記載されているので、その内容に必ず目を通す必要がある。これらの記載項目は、すべて統一されているので一度理解してしまえば、他の目論見書も理解できるだろう。

一方、請求目論見書は投資家から請求があった場合に交付をしなければいけない目論見書である。ファンドの沿革、経理状況などの追加的なより詳細な情報が記載されている。請求を行わない限りは、請求目論見書は交付されないが、請求した場合には交付する義務がある。

投資判断をするときは目論見書のここに注目!

目論見書は誰でも無料で閲覧することができる。まずは、一つ目論見書を閲覧し、そのおおまかな内容について把握することが第一歩である。概要を把握しながら、わからない用語が出てきたら、その都度調べ「なんとなく」で終わらせないことが重要だ。ここでは、投資信託における目論見書の注目すべき点について紹介する。

投資で実現したいことを明確にすることが何よりもポイントである。まずは、長期運用をするのか短期運用をするのかで、目論見書の見方が変わることになる。

長期運用を前提した場合には、そのファンドの安定性、リスク、過去の運用実績に特に注目してほしい。リスク部分については、投資信託の場合投資先を分散していることが多い。その投資先までしっかりと調べ上げることも必要だろう。利回りや運用実績の安定性についても、長期運用では欠かせない項目だ。

短期運用を考える場合には、手数料や分配金などにも注目する。手数料は、販売時の手数料や信託報酬など様々である。短期で売却する場合には、そうした手数料を気にしなくてはいけない。分配金がある場合には、どのタイミングで分配がされるのかについても知っておく必要があるだろう。もちろん、長期での運用を考えている場合にも手数料の項目は必ずチェックしたい。

また、余裕資金を多少リスク負ってでも大きく増やしたいのか、それとも少しずつでも安定的に利益を得たいのかによっても見方は変わる。先ほどのリスクの部分について、アクティブ型なのか、安定型なのかといった内容も読み取ることができるのだ。目的に合っていない商品になっていないかを優先してみることが大切になってくるだろう。

一生役に立つ知識

一度目論見書についての理解が進めば、比較をする際に非常に役に立つ知識となる。各投資先により運用実績、利回り手数料は大きく異なっている。はじめは、あらゆる目論見書に目を通し、その違いについて知ることが大切だろう。その違いがわかれば、あなたがどのようなものに、いくらの資金を、どんな目的で運用したいのかというのも見えてくるかもしれない。一生役に立つ知識として、これを機に勉強を始めてみてはどうだろうか。(ZUU online編集部)

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