(写真=Thinkstock/GettyImages)
(写真=Thinkstock/GettyImages)

トランプ相場という言葉がすっかり一般的になった。それにより、日本の株価も上昇しているのはご存知のことだろう。今まで株をしていなかった人でもこれを機に「やってみようかな」という気持ちになっているかもしれない。株式投資は、身近な企業への投資であるため親しみも持ちやすいものである。今回は、株に興味を持ち始めたという方に向け、株式投資の基本的な部分を中心に解説していく。

株はどこで買えるのか?

「証券取引所」という言葉は、聞いたことがあるという方の方が多いだろう。日本には、5か所に証券取引所があるのだ。

日本最大の取引所で東証と呼ばれる「東京証券取引所」、大証と言われ先物取引が行われる「大阪証券取引所」、東京・大阪に並び3大証券取引所の一つである「名古屋証券取引所」、九州の企業が中心に上場している「福岡証券取引所(福証)」、そして、新興市場であるアンビシャス市場のある「札幌証券取引所」である。

さらに、東京証券取引所ではその中に第一部、第二部、マザーズ、ジャスダックなどがある。そこで、株式の取引が行われているのだ。

ところが、証券取引所に直接赴き株を購入することはできない。証券取引所は、投資家と投資家の間にある存在と考えていただければ、イメージしやすいだろう。

他の投資家が売りたいと思っている株を、証券取引所を通して購入するのだが、その場合には証券会社を通じて買うことになる。さらに日本の企業のほとんどは、株式会社であるがすべての企業の株を購入することはできない。「上場」して初めて、個人の投資家の売買が可能となるのだ。

口座を開設する

株式投資を始めるためには、証券取引所との間に証券会社を仲介させることが必要となる。口座の開設自体は無料なので、まずは試しに口座を作ってみるのもいいだろう。複数社での口座開設も可能だ。口座を持っていなければ、株式の取引はできないので口座開設が株式投資のスタート地点と言えるだろう。

銀行の口座を作るように、個人情報等を入力し身分証明書を送付すれば手続きは完了する。最近ではネット上で身分証のアップロードが可能な場合も多く、画面の指示に従って入力をしていけば誰でも簡単に口座を持つことができる。

後日、取引に必要なIDやパスワードが送付されるので、それを使いログインをする。自身が投資に回す資金を、その口座に入金をすれば取引を開始できる状態となる。

各証券会社により、取引画面やチャートツールなどに差があるので、まずは1つの口座を作ってみて、より良いものがないか常にアンテナを張り、より使いやすい証券会社に乗り換えるというのもいいだろう。

株式市場は24時間営業ではない

株式は24時間365日取引が可能ではない。平日の9時から11時30分(前場)12時30分から15時(後場)の5時間が取引可能時間である。祝日や土日、時間外の取引はできない。

最近ではネットでの取引が中心になり、それ以外の時間でも「注文」を出すことは可能である。祝日、土日に買いの注文を出した場合には、翌営業日の9時に買い注文が実行される。

ただし、証券会社のメンテナンス実行時には注文を出せないこともあるので、そうした情報にも気を配っておくことが必要だ。

株の選び方

実際に「株を買う」ためには、どの株(銘柄)を購入するのかを決めなくてはいけない。日本取引所グループの資料によれば、日本の上場企業数は3539社(2016年12月28日時点)である。その中から、あなたは自分の投資先を選ばなければならないのだ。

銘柄の選び方は、株式投資を何の目的で行うのかにより大きく異なるといっていいだろう。もしあなたが、余裕資金を銀行に預けておくよりは増やしたい程度であれば、値動きの少ない大手企業の安定的な銘柄を選ぶことになるだろう。

しかし、余裕資金を多少のリスクは覚悟の上で大きく増やしたいと思えば、ベンチャー企業銘柄を選ぶのもいいかもしれない。つまり、これは投資家の数だけ選び方が存在するということだ。

そうはいっても、目安が欲しいという方はこれから成長が見込まれる分野の銘柄(テーマ株)や、各種指標を参考にしてみるといいだろう。入門書でも、指標やチャートの見方については詳しく書かれているので、参考にして欲しい。

買う数、金額を決める

お目当ての銘柄が見つかったら、次は買いの注文を行うことになる。しかし、ただ「買い」をクリックすればいいというわけではない。各企業の株価が異なっていることは説明するまでもないが、日本の株式の最小購入単位は100株であることが多い。

中には、ミニ株と呼ばれるさらに少ない単位での購入が可能な証券会社もあるが、基本的には100株単位での購入になることを覚えておこう。

その企業の株価は、取引時間中であれば常に動いている。その株価に100をかけた金額が、その銘柄を保有するために必要な最低資金となる。加えて、証券会社への手数料として、一定額を支払うことになる。

買い注文をするためには「どれだけ買うのか」を入力しなければならないのだ。もちろん、基本的には入金した金額以上の取引はできないので、予算の範囲内で購入することとなる。

成行注文と指値注文の違い

株式を購入するためには、成行注文と指値注文を使い分けなくてはいけない。成行注文とは、その時の価格で売買を行う注文方法である。つまり、株価が500円であればその金額であなたは株を保有することになるのだ。

それに対し、指値注文は価格を指定して、その価格になった時に注文が成立する注文方法である。例えば、ある企業の株価が現在800円の場合、「500円になったら買う」と指定して注文を出すのが指値注文である。

実際に株価が500円になった場合には注文が成立し、500円で株式を保有することになる。ただし、その価格に達さない場合には注文は成立しないので、注文を出しただけでは保有することにならないので注意してほしい。

買いの場合で説明をしてきたが、売り注文も同様にその時の価格で売る成行注文と、一定価格まで上昇したら売る指値注文がある。初心者はなかなか指値注文をどこに設定したらいいかわからないという場合も多いだろう。

どちらにもメリットとデメリットはあるが、各証券会社の注文ツールにより、注文方法も異なるので本番取引の前に、自身の使いやすいツールを見つけておくことが大切だ。

買い注文の成立までが株の購入

先述したように、注文が「成立」して初めて、株の購入が完了する。指値注文をしている場合には、指定した価格に達さない限りは注文が成立しないので、注文を出しただけでは株を購入したことにはならないのだ。取引時間中の成行注文であれば、注文を出すとその価格で株を保有することになる。

最初は資金どれくらいから始めるべきか?

いきなり本番の取引をすることはお勧めできない。まずはシミュレーション(デモトレード)等を活用し、十分な知識と経験を積んでほしい。最近では、デモトレードでも実際に存在する銘柄の取引が可能なものもある。

何度でも失敗のできるデモトレードで十分自信をつけ、初めて本番の取引を行ってほしい。最初の資金としては、もちろん用意できる金額は人それぞれだが、一つの銘柄だけではなくリスク回避のために複数銘柄を保有できるくらいの資金を用意してから始めるようにしたいところだ。

一つの銘柄だけ保有していては、リスクが大きすぎる。違う分野で、複数に分け購入することをお勧めしたい。

焦る気持ちを抑えて、まずは基本から

株式投資の基本的な部分を解説してきたが、まずは入門書を1冊購入し何度も読み返すことが何より必要なことになる。そこで知識を得たら、次は経験を積むためのデモトレードだ。そこで始めて本番取引へと進むことができる。

「早くやってみたい」という気持ちもあるかもしれないが、いかに下準備をしたかが、その後の投資人生に関わる部分になる。ぜひ、時間をかけてじっくりと学んでいただきたい。(ZUU online編集部)

実際に株式投資を始めてみる

株初心者はどこで口座開設してる?ネット証券ランキング(PR)

■口座開設数1位、IPO取扱数1位、投信本数1位、外国株取扱国数1位
>> SBI証券の口座開設はこちら

■口座開設数2位、外国株や投資信託に強く、マーケットスピードも使える
>> 楽天証券の口座開設はこちら

■米国株の取扱に強く、IPO取扱数2位、ミニ株も取引できる、手数料も安い
>> マネックス証券の口座開設はこちら

■三菱UFJフィナンシャル・グループで安心、ミニ株も取引できる
>> カブドットコム証券の口座開設はこちら

■業界最安水準の手数料が売り
>> ライブスター証券の口座開設はこちら

■どの約定金額でも手数料最安レベル
>> GMOクリック証券の口座開設はこちら

■IPO当選確率を上げるならおすすめ、ツールも魅力的
>> 岡三オンライン証券の口座開設はこちら

■少額取引の手数料が0円
>> 松井証券の口座開設はこちら

【関連記事】