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(写真=bikeriderlondon/Shutterstock.com)

足がかゆくなる水虫は、感染すると集中力までそがれてしまう困った病気です。厚生労働省によると、多数の市販薬が発売されている今日でも、13万8,000人もの人が水虫により病院を受診しているそうです(厚生労働省/平成26年 患者調査(傷病分類編)より)。いまや国民病ともいえる水虫の原因や種類、適切な対処法について調べてみました。

水虫はかゆい、とは限らない!

水虫といえば「足にじゅくじゅくした炎症が出てかゆくなる」というイメージが強いかもしれませんが、他にも種類があります。水虫には前出の小水疱(しょうすいほう)型のほか、指と指の間の皮が白くふやけたり、皮がむけたりする趾間(しかん)型、足の裏が角質化して硬くなる角質増殖型の3種類があります。

いずれの水虫も、白癬菌(はくせんきん)とよばれるカビが原因です。すでに水虫にかかっている人の足からバスマット、スリッパ、畳や床などを介して、周りの人へ感染していきます。

水虫にはかゆくなるケースが多いのは事実ですが、そうでない場合もあります。角質増殖型は足裏があかぎれのようにひびわれてむしろ痛いこともありますし、白癬菌は気温が低くなると増殖しにくくなるので、冬の間は症状がおさまることもあります。かゆくないからといって油断は禁物です。

水虫になるのを防ぐにはどうしたらいい?

生活の身近なところに多数存在する白癬菌ですが、白癬菌に触れたからといって必ずしも水虫に感染するというわけではありません。公益社団法人日本皮膚科学会によると、白癬菌に触れてから水虫感染が成立するまでの時間は24時間だそうです。それまでにしっかりと洗い流せば、感染は防げるということになります。

不特定多数の人が素足で利用する公衆浴場やプールは、特に注意が必要です。利用後は足を水でよく洗うと、一度ついた菌を落とすことができます。タオルや軽石でゴシゴシ強く洗うのは逆効果です。足に細かい傷がつき、そこから菌が侵入しやすくなってしまいます。

洗ったあとは、足をよく乾かすことも大切です。白癬菌は高温多湿の環境を好みます。足が濡れたままで靴下や靴をはけば、洗い流しきれずに残っていた菌が増殖し感染してしまうことにもなりかねません。

水分はしっかりとふき取り、靴を履いたあとも時折脱いで蒸れないようにするなど、こまめなケアが必要です。

水虫にかかりやすいのはこんな人

このことから考えると、通気性がよいとはいえない革靴を長時間履くことの多い男性のビジネスパーソンは、裸足やサンダルで過ごす女性や子どもよりも、水虫にかかる確率が高まります。

また、白癬菌は人だけでなく、イヌやネコなどの動物にも感染します。ペットを飼っている人も注意が必要だといえるでしょう。

動物は自分自身でケアをすることができませんので、感染の可能性がないかどうか気を配り、感染したときは適切な治療を受けさせなければなりません。

水虫は市販薬でも2週間程度塗り続ければ十分に治りますが、冒頭でお伝えした通り、その種類も症状もさまざまです。素人判断で治療を行なったり、症状がおさまったからといって完治したと決めつけることは危険です。

また、水虫放置しておくと爪に感染し、いわゆる「爪水虫」にかかってしまうこともあります。爪水虫が進行すると塗り薬では対処できず、飲み薬を服用しなければならない場合があります。

普段から水虫にかからない、菌を増殖させない環境を保ちつつ、疑わしい症状が出たら少しでも早く病院で受診しましょう。(提供: ヘルスグリッドオンライン

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