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「ふるさと納税」この手順ならできるかも!初心者向けに徹底解説

ふるさと納税, 分かりやすい, 税金

2016年話題になった資産運用にまつわる言葉をマネーコンサルタントに尋ねるシリーズ、「今さら聞けないこの単語、徹底的にお金のプロに聞く!」第2弾のテーマは「ふるさと納税」です。

やった方が良いと言われますが、関連サイトも多くてどれを選べば良いのか分からない……。やり方も計算の方法もいまいち分かりません。そんな疑問を全部、聞いちゃいましょう!

【今さら聞けないこの単語、徹底的にお金のプロに聞く!シリーズ】
上:これなら分かる!「確定拠出年金」がお得と言われる理由
中:「ふるさと納税」この手順ならできるかも!初心者向けに徹底解説
下:税金ナシ!NISA活用法と、お金のプロがコッソリ教える「お得」情報

今回、解説していただいたのは…

今回、金融用語について解説いただいたのはマネーコンサルタントの頼藤太希さんです。

(画像=頼藤氏・DAILY ANDS編集部)
(画像=頼藤氏・DAILY ANDS編集部)

頼藤 太希(よりふじ たいき)さん

Money&You代表取締役、マネーコンサルタント。外資系生保にて資産運用リスク管理業務に従事したのち、2015年に(株)Money&Youを創業し、現職へ。執筆、書籍の出版・監修、講演などを通じて日本人のマネーリテラシー向上に努めている。一生涯のお金の相談パートナーが見つかる場『FP Cafe』を運営。日本証券アナリスト検定会員。ファイナンシャルプランナー(AFP)。近著に『やってみたらこんなにおトク! 税制優遇のおいしいいただき方』(きんざい)。

──それではふるさと納税について。「2000円」というワードがよく出てきますが、これは「2000円得する」、と言うことでしょうか?

頼藤:いいえ、違います。2000円だけでなく、何万円も得します。まず、2000円っていう数字がよく出てくる意味を説明しますね

──お願いします!

頼藤:例えば6万円をどこかの自治体に寄付したとします。本来だったら、寄付は寄付なのでそのまま何もなく終わっちゃいます。募金と一緒です。でも日本の税制には、寄付をした人は税金の一部を払わなくていいですよ、という制度があるんです。前回お話しした「所得控除」の一種で、「寄付金控除」と言います。

──はい。

頼藤:「ふるさと納税」はこの「寄付金控除」の一種です。実質2000円までは自分で負担してくださいね、でもそれ以上寄付した分は所得税と住民税を払わなくてもいいですよ、という。「2000円を超えた寄付金額は、税金の中から払ったことにできる」という考え方でもいいです。

例えば6万円寄付したら、5万8000円は所得控除できます。6万円を寄付したら、自己負担2000円を引いて5万8000円分は所得税として国に払わなきゃいけないんだけど、それを寄付として払ったとみなしていいですよっていうのが寄付金控除ですね。2000円までは自分で負担してくださいね、というのは国が決めている。ここまでOKです?

──はい。

頼藤:「ふるさと納税」って、ただ寄付するだけなら意味ないじゃんと思うじゃないですか。じゃあ何がいいかっていうと、返礼品(お礼の品)が送られてくるんですよ。

返礼品の内容は自治体によって異なります。例えば僕は温泉が好きなんですけど、群馬県草津町の場合、1万円を寄付したら、5000円分の感謝券が返礼品として送られてきます。6万円を寄付したら、3万円分です。感謝券は草津町の加盟店で使えます。

──そんなものをもらえるんですね!

頼藤:これ、何がいいかって言うと、6万円寄付して、そのうち5万8000円は税金から使っていい、とみなせるところです。難しいですか? 6万円を寄付して、2000円は自己負担。5万8000円は、自分が払う所得税、住民税のなかから使っていいですよって。

──そうなんだ!

頼藤:だから実質、2000円で6万円分寄付したみたいにできるんですよ。そして、6万円寄付した分のお礼の品がもらえるんです。

6万円寄付して、3万円のお礼の品がくるじゃないですか。でも、自分で支払うのは2000円だけ。2000円払っただけで3万円のお礼の品をゲットできるんです。

草津の場合は温泉施設などで使える感謝券ですが、他の自治体だとエステとか、高級ホテルのディナーとかもあります。あとはお肉やお米などの食材を返礼品にしている自治体もあります。

──頼藤さんはどこに寄付しました?

頼藤:僕は湯河原にしました。

──湯河原の返礼品は何ですか?

頼藤:宿泊ギフト券です。寄付したのは3万円分なので、1万5000円分の宿泊ギフト券をもらいました。有効期限は、寄付した日から1年間です。

ここからは次の話になっちゃうんですけど、6万円とか10万円とか、いくらでも寄付すればいいじゃないか、と思うじゃないですか。でも、それは確定拠出年金と一緒で上限が決まっています。確定拠出年金も、積み立てられるのは毎月いくらって決まっていますよね。ふるさと納税も、自己負担が2000円で済む上限額が決まっているんですよ。この上限額は、所得が高い人ほど高く設定されます。だから所得の高い人ほどお得、だと言われます。

──(ふるさと納税のポータルサイトを見ながら)お肉系の返礼品をもらおうとしたら、結構たくさん寄付しないといけないので、上限額が気になりますね。

頼藤:僕も去年はお肉をもらいました。いくらまで自分は、実質2000円で済むの? ということは、ふるさと納税のポータルサイトで簡単に調べられます。

自分の上限額を知りたいときに一番おすすめなのは「さとふる」です。いろんなポータルサイトを使ってみたんですけど、計算シミュレーションは「さとふる」が一番わかりやすいです。

ふるさと納税, 分かりやすい, 税金
(写真=DAILY ANDS編集部)

──年収や配偶者の有無、家族の人数を入力するだけで自分の上限が分かるんですね。

頼藤:そうですね。例えば自分の上限が6万円までだとして、これ以上寄付するとどうなるかっていうと、6万円を超えた金額は自己負担しなければいけないんです。

寄附金額が6万円までだったら自己負担は2000円で済みます。6万円寄付して、実際には2000円で済んでいるんだけれども、3万円くらいのお礼の品が戻ってくる。

ところが、6万円が上限なのに7万円寄付しちゃうと、1万2000円分が自己負担になります。

──なるほど。よくわかりました。やらないと損ですね、これ。

頼藤:ちなみにですが、ふるさと納税の寄附金額は1月1日から12月31日までで計算されます。

──だからみんな早くやれって言っていたんだ!

頼藤:2017年になっちゃうと、2016年度の分が使えないで終わっちゃうんです。だからもったいない。

──じゃあもったいないですね。今日帰ってから早速申し込んでみよう!(※取材は12月26日に行われました)

頼藤:やるんだったら、上限額いっぱいまでやるのがいいですよ。

──すごくよく理解できました!

頼藤:手続きの流れも説明しますね。まず、どこの自治体に寄付するかを決めます。先程、上限額のシミュレーションには「さとふる」をおすすめしましたが、寄付先を選ぶときは「ふるさとチョイス」が便利だと思います。なぜなら、掲載されている自治体の数が多く、返礼品の種類が多いからです。

返礼品で選ぶか、自治体で選ぶか、色々方法はあると思います。寄付先を選んだら、「ふるさとチョイス」ならサイト上で申し込みをすることができます。寄付金額などを入力するんですが、このとき寄付金の納付方法も選べます。僕はクレジットカードを使ったほうがいいと思います。なぜならクレジットカードはポイントが貯まりますし。

──ああ、そうですね。さすが、ぬかりない!

ふるさと納税, 分かりやすい, 税金
(写真=DAILY ANDS編集部)

頼藤:(笑)。で、寄付金の使い道も選べるんですよ。この町に寄付するから、寄付金は教育に使ってくれとか、医療に使ってくれとか、指定できるんです。基本的にはこれでおしまい。

──確定申告はしなくてもいいんですか?

頼藤:確定申告をやりたくない、面倒くさい、という人のために、確定申告をしなくてもいい制度があります。「ワンストップ特例制度」といいます。ワンストップ特例制度を使えば、寄付先が5つの自治体までで、もともと確定申告をしなくても良い人ならば確定申告が不要になるんですよ。(自営業者の方など、もとから確定申告が必要な人はこの制度を使うことはできません)

「ワンストップ特例制度」については、「さとふる」から申し込んだ場合、サイト上から専用の用紙をダウンロードして翌年の1月10日までに自治体へ郵送すればOKです。(消印有効)

──「ふるさと納税」の寄付って、◯◯町に3万円、△△町に3万円とか、3つの自治体に1万円ずつとかでもいいんですか?

頼藤:1万円ずつとかでもOKです。ただし、ワンストップ特例制度が使えるのは5つの自治体までです。

──ありがとうございます!(早速やってみます!)

ふるさと納税に関しては、毎年やらないと損、ということがよくわかりました!「今さら聞けないこの単語、徹底的にお金のプロに聞く!」、最終回のテーマは「NISA」です。(下:税金ナシ!NISA活用法と、お金のプロがコッソリ教える「お得」情報に続く)

【今さら聞けないこの単語、徹底的にお金のプロに聞く!シリーズ】
上:これなら分かる!「確定拠出年金」がお得と言われる理由
中:「ふるさと納税」この手順ならできるかも!初心者向けに徹底解説
下:税金ナシ!NISA活用法と、お金のプロがコッソリ教える「お得」情報

DAILY ANDS編集部
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(提供:DAILY ANDS

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