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投資の基礎
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株と確定申告の関係とは

株の確定申告はしないとばれる?経費で落ちる意外なもの

最近パソコンやスマートフォンなどのインターネットから、誰でも簡単に株取引ができるようになった。そんな株式投資を行っている人たちは果たして確定申告しているだろうか。確定申告はよく分からないし、大変そうだと敬遠されがちだが、株取引に使った経費を加えて申告すると税金が返ってくることもある、ということをご存じだろうか。ここでは、より良い投資家ライフを送るために、意外と知られていない株と確定申告について知識を深めて詳しくなろう。

株,確定申告
(写真=Thinkstock/GettyImages)

確定申告が必要なのはいくらから?

株取引では、1月1日から12月31日までの期間に売却した株式と株式投信の損益を通算し、譲渡益が「20万円以上」出た場合に確定申告が必要となる。これは原則、年収2000万円以下でほかに収入がない場合に適応される。もう一つ忘れてはいけないのが、株を取引するうえで必ず開いている証券会社の口座の種類によっては確定申告が必要になる点である。

証券会社の口座には、特定口座(源泉徴収あり)、特定口座(源泉徴収なし)、一般口座、NISA口座の4種類があり、税金の納め方がそれぞれ異なっている。特定口座(源泉徴収あり)は証券会社が1年間の取引から年間取引報告書を作成交付し、納税まで行ってくれるため、原則として確定申告は必要ないが、特定口座(源泉徴収なし)は証券会社が年間取引報告書を作成し交付してはくれるが納税までは行わないため、自身で確定申告する必要がある。

また、一般口座は年間取引報告書の作成から納税までを自身で行わなくてはならないため、確定申告が必要である。NISA口座については投資元本まで(2014、2015年は100万円、それ以降120万円)の利益については非課税のため確定申告は必要ない。

株取引に対する確定申告の方法

確定申告が必要となるのは特定口座(源泉徴収なし)と一般口座で株取引をしている場合である。特定口座(源泉徴収なし)では年間取引報告書が作成されているため計算は必要ないが、一般口座の場合は自身による売却損益の計算が必要となってくる。

売却損益は売却収入から取得価格を引き、さらに売却手数料を引いたものとなる。売却収入は売却株価と株数を掛けたもので、取得価格は購入株価と株数を掛けたものに購入手数料を足したものとして計算する。

いずれも税込みで計算する。確定申告の方法は税務署で確定申告書類を入手する方法もあるが、国税局のホームページ「確定申告書等作成コーナー」においてWeb上で作成し印刷できるサービスもあり、便利になってきている。

書類の作成には「譲渡による収入金額」、「取得費及び譲渡に要した費用の額等取得費」が必要となってくるが、年間取引報告書に沿って記入していけばよい。そのほかにも給与所得などの情報も必要となってくるため、作成前に揃えておきたい。

税金が戻ってくる 経費で落ちるものとは?

先ほど特定口座(源泉徴収あり)の場合は確定申告が必要ないと述べたが、確定申告という手間をかければ税金が返ってくることがある。株取引にかかった経費を加えて申告することにより、還付金が戻ってくることがあるのだ。

確定申告の際に認められているのは、あくまでも株取引にかかった経費であるため、取引に必要、または使用したことに限定されるが、意外とあるものなのである。例えば有料の株式セミナーを受けた場合のセミナー参加費や、株取引をしているトレーダー仲間との親睦会費、パソコンで株取引している場合はパソコン本体やセキュリティーソフト代、インターネットプロバイダー料金も含めることができる。

また、確定申告義務のないサラリーマン等で一度も確定申告していない人は5年前の株の損失まで含めることができる。このように経費として計上できるものが色々あるため、特定口座(源泉徴収あり)で利益が出ている場合は、確定申告を行うメリットはあるのではないだろうか。

確定申告しないとどうなるか

確定申告をしなくてもばれないのではないか、と思われるかもしれないが、実は証券会社は支払調書という書類を税務署に提出することになっている。

証券会社が配当や株式等の譲渡対価の支払いを行った場合には、原則としてその支払いを受ける者の住所、氏名、支払金額等を記載した支払調書を、証券会社営業所の所轄税務署長に提出しなければならないとされている。

このことから税務署に情報が届いていて、確定申告が必要なのに申告を行わなかった場合は脱税として逮捕されることもあるということだ。実際に脱税で逮捕されているニュースも見たことがあるのではないだろうか。

利益を得れば、さらにそれを元手にして更なる利益を得たいと思ってしまうかもしれないが、納税は国民の義務である。投資資金を減らしたくないから、せっかく得られた利益を減らしたくないから納税しない、のではなく、きちんとルールに守って株取引を行い、気持ちよく利益を得よう。

確定申告は忘れずに

株と確定申告について述べてきたが、大切なことは、ルールをしっかりと理解し、正しく行動することである。株取引を行い、利益が出たら確定申告を行うことが必要なのである。

確定申告を行うには書類作成のための情報を集めるといった面倒なこともあるが、手間をかけた分だけ税金が返ってくるかもしれないというメリットもある。きちんとルールに従って確定申告を行い、しっかりと納税する正しい株式トレーダーになろう。(ZUU online編集部)

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