クレジットカード
(写真=Dima Sidelnikov /Shutterstock.com)

国内大手のクレジットカード会社であるJCBが「クレジットカードに関する総合調査」を発表した。決済手段の1つとしてなくてはならないクレジットカードの所有枚数について探る。

保有状況――全国平均は3.2枚、携帯枚数は2.0枚

この調査は2016年9月ごろに全国3500人の男女に対して、インターネットにて調査を行ったものだ。今回の調査よればクレジットカードの保有枚数は全国平均で3.2枚所持しており、2012年の3.5枚と比較すると減少傾向にあることが判明した。

実際に携帯している枚数については今回調査では2.0枚であったのに対し、2012年調査では2.2枚とこちらも少なくなっている。ややクレジットカード離れが見られる結果となった。

調査結果には年齢別、性別、地域別にも保有状況の比較が報告されている。年齢別にみると、年を重ねるごとに保有枚数が多くなり、20代男性では約2.5枚、60代男性は約4.3枚となった。一方で女性でも同様の傾向が見られ、20代では約2.2枚、60代では3.5枚と多くなっている。年を重ねるにつれて、クレジットカードを保有する機会、必要とする機会が増えているのだろう。

性別で比較をすると、女性よりも男性のほうが所有数は多い傾向にはあるが、実際に携帯しているカードに男女差はほぼ見られない。また地域別にみると北海道・関東圏が3.4枚と多い一方で、東海圏は2.9枚と地域差も現れる結果となっている。

クレジットカードごとに保有目的が異なる

クレジットカードを持つ理由はその所有者によってさまざまだ。たとえば「取引銀行のものだから」「日常よく使うお店のものだから」など、人によってその理由は異なるだろう。この理由はクレジットカードを複数枚持つことと、少なからず関係している。

1枚目の保有理由としては「ポイント・マイルの貯まりやすさ」をあげている人が多い。クレジットカードは決済サービスとして利用できるのはもちろん、利用ごとにポイント還元を受けられるものがある。単に現金決済をするくらいなら、ポイント還元されるものを選びたいと考えているのだろう。

保有理由の2位には「入会金・年会費が安いから」という項目になっている。クレジットカードを作るにあたっては入会金などの手数料を支払わなければならないものもある。もちろん手数料を払う場合は、それなりの特典もついてくるが、なるべく無料ないし安いカードを持ちたいと考えている人は多いようである。

クレジットカードの特徴ごとに所有目的が異なるので、複数枚持つ人が多いようだ。クレジットカードを有効に活用するのであれば、こうしたポイントを正しく理解している必要があるだろう。

クレジットカードの枚数よりも目的を重視する

クレジットカードの適正枚数を考える場合は、何枚持つべきとするよりも、「必要な目的ごとにクレジットカードを作成する」ことの方が重要だ。

たとえば水道光熱費などの公共料金用と、ネット通販用のクレジットカードを別々にしておくなどがあげられる。こうした目的ごとにカードを作ることで、資金管理を透明化しやすくなる。毎月送られてくる利用明細を見れば、家計の管理なども簡単になるだろう。その結果、普段から携帯しておくクレジットカードと、携帯しないでおくものとにも分けることができる。

今では現金決済、クレジットカード決済だけでなく、電子マネーやデビットカードなど、さまざまな決済手段が増えている。クレジットカードはあくまで決済手段の1つであり、その活用方法は利用者次第だということは認識しておくべきだ。必要なクレジットカードを作り、保有し、生活を充実させるとよいだろう。(吉田昌弘、フリーライター)

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