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エリザベス1世をご紹介

「善き女王ベス」に学ぶ富の増やし方。女王の赤字解決策って?

「善き女王ベス」と呼ばれたエリザベス1世。彼女から、ぜひ学んでいただきたいのが富の増やし方です。

孤島の小国だったイングランド王国

財テク, エリザベス1世, 女王, イギリス
(写真=Thinkstock/GettyImages)

エリザベス1世の時代のイングランドは、ヨーロッパ片隅にある孤島の小国で、後に「大英帝国」と呼ばれるような強国ではありませんでした。国の財政状況も、先代の国王たちによる無理な戦争のツケがたたり、火の車でした。

こんな状況ですから、エリザベスは他国の王妃のように派手な振る舞いはできません。普段の服装はいたって質素。夕暮れ時、部屋が暗くなってきたので女官がろうそくに火を灯そうとすると、「まだ見えるから大丈夫。もったいないから火を消しなさい!」と、火を消させるぐらいの倹約家。そこまで節約せざるを得ないほど、国の財政は大変だったのです。

女王の赤字解決策

しかし、節約ばかりではどうにもなりません。一計を案じたエリザベス。前女王で亡き姉メアリーが、夫のスペイン国王・フェリペ2世に次から次へとプレゼントしていた高価な宝石類に目を付けます。

「男性にそのような宝石は必要ないでしょう」
「姉が差し上げたものよりも、もっと高価なものが簡単に手に入るでしょう」

義兄であるフェリペをそうおだてながら、姉が貢いでいた宝石類を全て取り戻します。そして、自分が身に着ける分を除き、他は宝石商に売却して換金しました。そのお金の一部で、謁見の際に必要な女王然とした立派な衣装をそろえ、残りは国の金庫に入れます。

「何だ。自分が着飾るためか」と思われるかもしれませんが、女王といえば「国の顔」。女王に謁見するために外国の大使がやってきたときに、その当の女王がみすぼらしい身なりをしていたら、「この国はこんなにも貧しいのか」と、国のイメージダウンにつながってしまいます。

ですから、「自分のためのオシャレ」というよりも、国のイメージアップ国のための投資として、ときには豪華に着飾る必要もあったのです。

「善き女王ベス」に学ぶ富の増やし方

エリザベス1世から学べることは、大きく言えばこの2点です。

自分の身の回りで資産・お金になるものを探す

「洋服やバッグ、こんなにたくさんあっても……」というものが、意外にあるかもしれません。必要な分、実際に使用頻度の高いものだけを残してお金に換え、それで投資をしてみては?

抑えるところは抑え、必要なことには自己投資

節約ばかりでは何も生み出しません。仕事、人付き合い、オシャレに勉強。自分が成長できることには、思い切って自己投資しましょう。

望む自分を実現するには、節約と投資の使い分けが近道

エリザベスの努力は実り、イングランドは徐々に国力を上げていきました。後の「大英帝国」の基礎は、このエリザベス1世の時代に築かれたといってもいいでしょう。

将来こうありたいと望む自分の姿を現実のものとするには、偉大な女王のように、節約と投資をうまく使い分けることが近道なのかもしれませんね。

小園 崇文
20年の会社員生活の後、英雄の人生・名言を通して読者を強運にする「ヨーロッパ英雄史作家」としてデビュー。10年後の完全不労所得生活を目指して、欧州・新興国中心に投資信託の運用にも精を出す。

(提供:DAILY ANDS

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