資産運用を手探りの状態でやっている方は多いのではないでしょうか。資産運用には種類があり、それぞれリスクも難易度も異なります。そのため、資産運用を始める前にシミュレーションをすることが有効といわれています。

精度の高いシミュレーションをすることにより、収益性の高い資産運用へとつながるかもしれません。資産運用のシミュレーションについてお伝えします。

シミュレーションの重要性

(写真=Antonio Guillem/Shutterstock.com)
(写真=Antonio Guillem/Shutterstock.com)

シミュレーションは、自身の資産のみならず、インフレーションの影響や将来のライフイベントなどを想定する必要があります。このシミュレーションの精度が、資産運用成功のカギを握ります。

● 収益のシミュレーション

まず、収益のシミュレーションをしましょう。この際、以下のようなリスクに注意します。

・ 収益が途切れるリスク
・ 収益が減るリスク
・ 自然災害などのリスク

収益が途切れるリスクとは、マンション投資で言うと「空室」状態、株式投資でいうと「配当金なし」などの状態を指します。収益が減るリスクは、「家賃下落」や「株価の下落」などです。さらに、実物資産に投資する場合には、自然災害リスクもシミュレーションする必要があります。

● 支出のシミュレーション

支出額も正確にシミュレーションする必要があります。特に、不動産投資などは「初期費用」という支出もあれば、マンションを所有している「運営費用」に関する支出もあります。株式投資でも、信用取引の場合は金利がかかります。

収益のシミュレーションは正確に行うことができても、支出のシミュレーションは不正確というケースが多いようです。支出額によって収益が異なるため、必ず細かい支出までシミュレーションして、収支の計算をしましょう。

インフレーションの影響は大きい

資産運用はインフレーションの影響を受けやすいため、インフレーションを理解することが重要となってきます。

● インフレーションとは?

インフレーションとは、お金の価値が下がり物価が上がるという現象です。お金が世の中に回り過ぎているときに起こる現象であり、現在日本ではインフレーションを起こすためにマイナス金利政策を取っています。

マイナス金利政策により、お金を借りる法人や個人が増えるため、世の中にお金が回ります。世の中にお金が回ればお金の価値が下がり、物価が上昇するという仕組みです。

● インフレーションと資産運用の影響

インフレーションが起こると、お金の価値が下がります。そのため、資産を現金で持っている場合、現金を所有しているだけで価値が下がってしまうことになります。

例えば100万円のお金があり、その時点で車1台100万円だったとします。当然購入が可能です。しかし、インフレーションが起こり、同じ車が120万円に上がったとします。100万円持っていても同じ車の購入はできません。つまり、100万円を現金で所有していても物価が上がれば、100万円の価値は下がってしまいます。

そのため、インフレーションが発生しているときこそ、資産を現金以外で運用した方がメリットは大きいということになります。

将来のライフイベントを考慮する

資産運用をシミュレーションするときには、以下のような将来のライフイベントを加味しましょう。
・ 結婚
・ 出産
・ 子どもの独立

「いつ」「どのくらいの」費用がかかるかを把握して、事前のシミュレーションに盛り込んでおく必要があります。せっかく資産運用をしていても、支出が多くなれば、予期せぬところで現金化せざるを得ない状況もあり得ます。

将来のライフイベントの支出を把握しておき、きちんとキャッシュフローを考えておきましょう。正確な金額まで算出するのは簡単ではありませんが、ファイナンシャル・プランナーなどに依頼すれば、ある程度精度の高い支出額を算出できます。

資産運用にはシミュレーションが必須

資産運用には正確なシミュレーションが欠かせません。収支を正確に計算して、将来的なライフイベントも予測しておく必要があります。それが、正確な資産運用シミュレーションをするポイントです。

(提供: 不動産投資コンシェルジュ

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