スーツ,着こなし,コーディネート
(写真=Rawpixel.com/Shutterstock.com)

目次

  1. スーツのトータルコーディネート
  2. スーツの着こなし:基本的なマナー
  3. スーツの着こなし:正しいサイズ感
    1. ジャケット
    2. パンツ丈
    3. Yシャツ
    4. ネクタイの合わせ方
  4. スーツの着こなし:色のコーディネート
  5. スーツの着こなし:合わせる小物の種類
  6. スーツの着こなすということは、ただ恰好良いということではない(まとめ)

スーツのトータルコーディネート

前回【第1回】では、スーツを選ぶ際の基本的なポイントについて解説した。今回【第2回】では、さらにもう一歩踏み込んでスーツのマナー全般や小物の合わせ方等トータルコーディネートについて解説する。

スーツ購入時の基本事項などは前回と重複するが、復習も兼ねて再度ご確認いただき、トータルコーデを完成させるための基礎を定着させてほしい。繰り返しになるが、スーツの着こなしで好印象を与えるためには基本の徹底が何より重要なのだ。

スーツの着こなし:基本的なマナー

どのようなスタイルで着るスーツでも、われわれには自他ともに恥ずかしくない着こなしをする必要性がある。トレンドを取り入れた装いや、小物による装飾をしていたとしても、基本的な着こなしのマナーを守っていなければ「どこか頼りない」という印象を与えかねない。

部下や同僚、取引先の信頼を得ることができる着こなしのマナーを、3つのポイントに分けて説明していこう。

1つ目のポイントは「シルエット」だ。肩の形や腹囲、ヒップや太もものラインを意識したスーツ選びは、他人に与える印象もスマートにする。そして、スーツの着こなし方によっても美しいシルエットを作ることが可能だ。

ポケットにメモ帳やスマートフォンを入れない。パンツ丈をたるませない。座る時はジャケットのボタンを外す。これらの細々とした配慮が美しいラインと自信を生み出し、他人に安心感と信頼感を与える

2つ目のポイントは、他人に良い印象を与えるための「見せ方への細やかな配慮」だ。ジャケット、手元、パンツ、足元の4つの部位に分けて説明しよう。

まず、相手に不快感を与えないジャケットの着こなしは「サイズ」が重要視される。サイズ違いのジャケットは、しわやたるみを作り見栄えが悪くなるためだ。着丈が短すぎる場合はヒップのラインが強調され、間抜けな印象を与えかねない。他にも、肩幅や肩のラインに合っていないジャケットはごわつきやすく、不安な印象を与えやすい。

次に手元に関するマナーだ。シャツの袖はジャケットから数センチ出るように意識したい。手元に注目しやすくなるだけでなく、白い袖が清潔な印象を与えやすいからだ。

パンツの丈や太さは、自分の体形に合うサイズを選ぶと良い。また、パンツの裾はシングルや、裾にゆとりのあるモーニングがフォーマルだが、裾を折ったダブルもスマートな印象を与える。パンツには常に折り目をつけ、しわが無いように気を付けたい。

最後に足元への配慮だ。スーツと靴の組み合わせも大事だが、靴下の色や柄にも気を付けたい。白いシャツは清潔な印象を与えるが、ダークカラーの多いスーツと靴のつなぎとして白い靴下は適していない。相手は名刺交換やあいさつの時に足元を見ている。足元こそ最も気を付けたい場所なのだ。

3つ目のポイントは「崩し方」だ。クールビズの時期や退勤後の時間にネクタイを外すことがあるが、下手な崩し方は「見苦しい」という印象を与えてしまう。ネクタイを外していても薄手のジャケットを着るなど、だらしないと思われないための配慮は欠かせない。

スーツの着こなし:正しいサイズ感