スーツ,ネクタイ
(写真=Irina Braga/Shutterstock.com)

目次

  1. ネクタイにも基本ルールがある
  2. 覚えておきたいネクタイのルール
    1. ネクタイの長さ
    2. ネクタイの太さ
    3. ネクタイの結び方
  3. スーツのネクタイの色別で与える印象の違い
    1. ネクタイの色、あなたの選び方は?
    2. ネクタイの色と与える印象の違い
    3. 日常に生かす色の印象
  4. スーツのネクタイの柄別で与える印象の違い
    1. 無地
    2. ストライプ
    3. 水玉
    4. 小紋
    5. チェック
  5. シーン別ネクタイの選び方
    1. 就職活動
    2. 打ち合わせや商談
    3. プレゼンテーション
    4. 会議や講演
    5. パーティーや会合など
  6. スーツとネクタイの合わせ方
  7. 色や柄を組み合わせて自分だけのネクタイを見つけよう

ネクタイにも基本ルールがある

前回まででスーツと靴の基本や合わせ方について見てきたが、今回【第5回】はネクタイについてだ。ネクタイに関してはよほど変な選び方をしない限り、コーディネート全体を台無しにするとまではいかない。

しかし、ぱっと見で目に付く襟元なので、どうせならびしっと決めておきたいところだ。ただし、個性を主張する前にまずは基本的な着用方法や色柄を押さえる必要がある。基本を押さえた上で、自分なりのオリジナリティを楽しんでほしい。

そうすることで、細部にまで気を遣うできるビジネスマンの印象になるだろう。

覚えておきたいネクタイのルール

現在の形に通じるネクタイが最初に考案されたのは、イギリスだとされている。「Four in hand」と呼ばれる馬車の愛好家たちが、胸元からスカーフを垂らしてお洒落を楽しんだことに由来している。日本ではジョン万次郎がすでにネクタイを着用していたと記録されている。もともと、ネクタイは西洋のビジネス界や社交場でのマナーの一つとして発展してきたもの。だから時と場所、状況といういわゆるTPOに合わせた使い方をすることが求められる。

ネクタイの長さ

ネクタイを締める際の長さには一定のルールがあり、「大剣」と呼ばれる太い側がベルトに少しかかるくらいがよいとされている。本来、スーツはベストを着用するのが正式とされているので、ベストはベルトが隠れるくらいの長さに作られている。だから、ベストの内側に着用するネクタイはベストからはみ出ることのないように、ベルトに少しかかるくらいが良い見栄えになるのだ。

そして「小剣」と呼ばれる幅が細いサイドは、大剣よりも長くならないようにすべきだ。結んで折り返した小剣は大剣の裏側にある「小剣通し」に通したり、もしくはタイピンなどのアイテムを使ったりして、遊ばないように固定する。

ネクタイの太さ

ネクタイの太さは流行によって変化していくが、太すぎず、細すぎずを心がけるようにすることが大切だ。

幅が6センチ以下だとカジュアルすぎるし、12センチ以上では太すぎる。一般的な太さは8.5センチから9センチ程度とされている。もし、それでも迷うようならば、自分の持っているスーツの胸元にくるラベルと呼ばれる場所の太さと、ネクタイの太さを合わせると、見栄えが良く見えるので試してみるとよいだろう。

ネクタイの結び方

ネクタイの結び方にはいくつもの種類があり、生地の厚さなどに応じて変えていく。まず覚えたいのが、最も簡単で基本的な結び方といわれている「プレーンノット」という結び方。中にはこの結び方だけしかしないという人もいるほどだ。ほかには、プレーンノットよりも結び目が大きくなる「セミウインザーノット」、ニット生地のネクタイなど厚手の生地向けの「オリエンタルノット」と3種類程覚えておけば、さまざまなシーンでも困らないだろう。

ネクタイの基本的な扱い方は以上だが、さらに色や柄の選び方にこだわることで相手に与える印象が違ってくる。まずは色による印象の違いから見ていくことにしよう。

スーツのネクタイの色別で与える印象の違い