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(写真=Nejron Photo/Shutterstock.com)

目次

  1. 懐事情と年齢に応じたおすすめブランド
  2. 価格帯別人気スーツブランドとその特徴
    1. 1万~3万円
    2. 3万~4万5000円
    3. 4万5000~7万円
    4. 7万円以上
  3. 年代別おすすめスーツブランドとその特徴
    1. 20代
    2. 30代
    3. 40代
    4. 50代
  4. トラディショナルな素材とハイテク技術

懐事情と年齢に応じたおすすめブランド

スーツ、靴、ネクタイ、コート、と選び方の基本から組み合わせ例についても紹介してきた。これでひとまずはどこに出ても恥ずかしくない装いが完成するだろう。しかし、次に「どのブランドの商品を購入すれば良いのか」という疑問が出てくる。

前回までにも多少おすすめのブランドに触れてきたが、自分に合ったブランドがわからないという方も多いだろう。そこで今回は、予算と年齢に応じたおすすめのブランドを紹介する。

もちろん高級ブランドならそれだけでお洒落に決まるというわけではないので、ぜひ前回までの知識を踏まえた上でブランド、商品を選択し、スーツに着られるのではなくスーツを着こなしてほしい。

価格帯別人気スーツブランドとその特徴

1万~3万円

オリヒカ

紳士服の大手量販店アオキが手がける、20~30代向けスーツブランドのオリヒカ。東京・表参道にある、英国のレンガ造りのアパートをイメージした社屋から発信しており、「Key to the new lifestyle」がコンセプトだ。常に新しい楽しさを見つけられるブランドということをモットーとしている。クリエーティブ・ディレクターに英国人を迎え、ブリティッシュ・フレーバーに日本らしいエッセンスが盛り込まれているのが特徴。スーツながらジャケットだけを使い回せる「ジャケパン」対応が特徴だ。ビジネススーツはもちろん、フォーマルやオフの日ファッションまで展開している。価格帯は1万9800〜4万5800円と比較的リーズナブル。

パーフェクトスーツファクトリー(P.S.FA)

紳士服チェーンで有名な「はるやま商事」が手がける若者向けスーツブランド。落ち着いたスタンダード、高級生地使用のクラシコ、デザイン性が高いコレクションの3モデルで展開している。

着回しが効き、着心地がよく、シルエットやデザインにこだわるという、3つのポイントをすべて叶えてくれるのがこのスーツだ。価格帯は1万9000~3万9000円とリーズナブルなのも嬉しい。また、業界屈指のアウトレット商品が充実しているのも見逃せないポイントだ。若年層ターゲットのスーツブランドでは、おすすめ度ナンバーワンだ。

3万~4万5000円

オンリー(ザ・スーパースーツストア)

オンリーは生地指定のオーダー紳士服のお店。2万8000~5万8000円の幅のあるプライス展開ながら、既製品でなくオーダーも可能という嬉しいブランドだ。2万8000円程度の低価格でウール100%の製品もある。ナノテックス加工を施したり、撥水性を高めたりと、より機能性を追加したハイテク素材を使って顧客のニーズに応えたものも取り扱っている。

また、デザインはベーシックなものから、袖山が盛り上がった英国トラッド調、ウエストがシェイプしたイタリアンスタイルのものまで、バラエティー豊かだ。

BEAMS F(ビームス・エフ)

ベーシックでおしゃれなファッションブランド・ビームスが展開する紳士用スーツ。もともとトラディショナルな服を多く作ってきたビームスだけに、ヨーロッパのトラディショナルスタイルに現代風のアレンジを付け加えたデザインが人気だ。リーズナブルながら天然素材100%のものが多く、シンプルなスタイルで着回しやすいのも特徴。そのため、ビジネスはもちろん、プライベートにも対応できる。価格帯は3万9960~14万400円だが、4万円台のものが多くそろっている。また、ピンヘッドやダイヤモンドパターン、ピンストライプなど豊富な柄物がそろっているのも特徴。

4万5000~7万円

アオキ

洋服の青山と並ぶ、日本を代表する紳士服の量販店。近年では若者向けのブランドイメージ向上に努めている。程よく細身でトレンドにも敏感、シワにならない、ウオッシャブルなど、顧客のニーズをとらえた商品も多い。価格帯は1万8000〜79000円。また小さなサイズから8Lまでと、いろいろな体形に合うサイズを豊富に取りそろえているのも嬉しいところ。アオキの既成型紙をベースにしたパーソナルオーダーも、リーズナブルな価格で可能。他社製品の下取りでもらえるクーポン、Web特別価格など割引特典も多い。

Fabric Tokyo(ファブリックトウキョウ)

オンラインストアからスタートし、直営店の渋谷をはじめ、新宿、神田、横浜などに実店舗を持っている。まずは店舗で採寸をし、仕上げるカスタムメード。ベーシックな生地に加えて、撥水性やストレッチ性、耐摩耗性など着心地の良さを追求した生地を使用しているのが、他の紳士服店にはあまりないところ。また、一度採寸すれば、それがネット上にデータ保存されるため、以降はネットで注文できるのも嬉しいところだ。価格帯は4万4800~7万5000円。

五大陸

日本を代表するファッションメーカー、オンワードが展開する「五大陸」。「ジャパニーズ・ジェントルマン・スタンダード」をコンセプトにし、英国の伝統、フランスの華やぎ、イタリアの粋、アメリカの合理性、そして日本の繊維によって仕立てることからついたネーミングだ。生地の染め、織り、縫製とすべて日本で行っており、オールメードインジャパンの安心感がある。

英国をベースにしたトラディショナルなシルエットや、イタリア製のように細身のものでも、肩にパッドを入れたり、シワになりにくい生地を使ったりと、日本人の体形に合うように生地や素材を工夫し、いろいろ研究されて作られているのがわかる。よく考えて日本人向きに作られている割に、予算は6万~10万円と比較的リーズナブルなのがありがたい。

7万円以上

ダーバン

究極のエレガントスーツを追求する、ジャパンブランドのダーバン。1902年創業とすでに1世紀を超える歴史があることは驚きだ。素材もさまざまで、毛100%のものから毛とシルク、モヘアなどの混紡、最高級生地「ロロピアーナ社」の製品を使ったものなど、さまざまだ。

エレガントな中に動きやすいサイドベンツやタックパンツ、バーズアイ仕立て、バックベント仕様など小技が効いたデザインは、さすが日本製といったところ。予算は8万~13万円の価格帯。

ハケットロンドン

古き良き英国スタイルを提案し続ける英国ブランドだが、創業は1979年と意外と新しい。英国といえば、なんといっても紳士服の本場。ダークネイビー地にピンストライプ、袖山が盛り上がったコンケイブドショルダー、片側だけにポケットが縦に2つ並ぶスラントポケットなど、英国らしいデザインが好きな人にはたまらない。極端に流行を意識したものは少なく、トラディショナルなデザインが多い。素材はもちろん毛100%だが、ロロピアーナ社の布地を使用したものもある。予算は10万~13万円。

年代別おすすめスーツブランドとその特徴