東京・新宿三丁目の「新宿マルイ アネックス」で、8月7日から仮想通貨「ビットコイン」が使えるようになりました(まず、10月末までの試験導入)。

前編 に続き、メディア向けに開かれた体験イベントルポの後編では、この決済サービスで使えるスマホアプリ「bitFlyer ウォレット」を手掛けるbitFlyer社の執行役員 CFO、金光碧さんが登場。

「ビットコイン歴2年」の金光さんに、くすい ともこDAILY ANDS編集長が聞きました。「ぶっちゃけ、ビットコインと電子マネーって、どこが違うのでしょう?」

ビットコイン, 使い方, 使える場所
bitFlyerの金光さん(右)とくすい編集長(写真=筆者撮影)

女性にとっては「投機」でなく「便利なサービス」

くすい: 女性ならではのビットコインの使い方というのはあるのでしょうか?

金光: 男性目線だと投機的に捉えて「ビットコインで儲かる」という方向に行きがちなんですよね。でも女性の場合、海外に送金するのに便利とか、ちょっとした金額の寄付が手軽にできるとか、そんな便利なサービスのひとつとして活用できると思います。

くすい: 金光さんご自身も、ビットコインユーザーなんですよね?

金光: はい、私のビットコイン歴は2年くらいです。面白いなあと思って、いろいろな場所で使いたかったのですが、当時は本当に使える場所がありませんでした。ですから今回、新宿マルイ アネックスで使えるようになるのは、利用者としてもうれしいんですよ。

ビットコイン, 使い方, 使える場所
(写真=筆者撮影)

日本での決済は、六本木のバーからはじまった

くすい: 日本でビットコインというのはどういうところで使えるんでしょうか

金光: 飲食店とかが多いですね。日本ではじめてビットコインで決済ができるようになったのは、六本木にあるバーなんですよ。

くすい: 外国のお客さんも多そうですし、わかる気がします。

金光: 回転寿司、美容院、ネイルサロン。都心のそんなお店でも、ビットコイン決済を導入するところが増えています。でも大きいのは、今年4月からビックカメラの都内2店舗で試験導入がはじまって、今は全国に拡大していることですね。あのくらいの大きさの規模のお店で使えるとなると、存在感が違ってきますから。

ビットコイン女子のリアルライフは?

くすい: 金光さんも一人のビットコイン女子として、どんな場所でビットコインを払っているのか、使い方を詳しく教えていただけますでしょうか?

金光: 例えばビックカメラで、自宅のパソコンのモニターを買いました。それからインターネット上の百科事典「ウィキペディア」で、寄付を募っていますよね。あれもビットコインでできるんですよ。

くすい: そうなんですね。どうやるのですか?

金光: 「寄付をする」をタップして決済方法でビットコインを選び、自分のメールアドレスを入力すると、QRコードが表示されるので、それをスマホで読み取ればいいんです。日本円にして300円といった少額な寄付が、すぐ、手数料もほぼ無料でできます。

くすい: 寄付、募金みたいなものにも使えるんですね。

金光: それから友達と割り勘するときですね。友人にはビットコインユーザーが多いので、一瞬で割り勘できるのも便利です。女性ってどうしても、1円単位まで割り勘したくなるじゃないですか(笑)。

くすい: わかります(笑)。友達と割り勘をする時はどうやるんですか?

金光: 先程と基本的には同じです。私のスマホにQRコードを表示して、友達のカメラで読み込みます。そこに友達が金額を入力してくれて送信をすると、私にビットコインで支払いができるんです。

くすい: お財布をあけたり両替したりしないで済むのがいいですね。

(写真=筆者撮影)
(写真=筆者撮影)

電子マネーとの違いは「海外送金も、個人間も」

くすい: 使い方は電子マネーと似ている気がしますが、電子マネーとビットコインで、大きな違いというのは?

金光: 電子マネーでは、友達に送金はできないし、海外送金もできないですよね。そうした送金が気軽に、手数料も安くできるところが一番の違いですね。

ビットコインというのは何となく、まだまだ投機っぽいイメージが付いて回っていますが、使う人が増えると、「便利な決済手段」というイメージも広がると思います。

「きちんとした技術の上に成り立っている」

くすい: 金光さんは、転職でbitFlyerに入社していますよね。入社される前は、ビットコインについてどう思っていましたか?

金光: 前職は、加納裕三社長と同じ外資系の金融機関です。2014年に加納から「ビットコインの会社を立ち上げる」と言われたとき、ちょっと怪しいのかなと実は思いました(笑)。でも詳しく勉強していくうちに、非常に可能性のある分野だということがわかってきました。「これは今後流行るのではないか」そんなふうに思って転職したんですよ。

技術ベースのものですので、なじみがないと理解するのは非常に難しいのですが、ひとつひとつ理解をすることによって、きちんとした技術の上に成り立っているものだということがわかります。

(写真=筆者撮影)
(写真=筆者撮影)

仮想通貨に詳しい人に、聞いてみよう

くすい: うーん、とはいえ仮想通貨の安全性を保つ技術を全ての人が理解するのは難しいようにも思います。「投資をはじめるときには、人に聞くのがいい」と言いますが、ビットコインにも当てはまるでしょうか?

金光: 「詳しい人に聞く」はその通りだと思います。仮想通貨に関しては男性の方が興味のある人が多そうですから、質問すれば喜んで教えてくれるかもしれないですよ。

くすい: その方法はありそうですね(笑)。その他に、ビットコインの女性ならではの魅力はありますか?

金光: ビットコインでの支払いって、本当にスムーズで感動するんですよ。海外にも、安い手数料ですぐ送金できますし。これは一度、操作していただくとすごく分かりやすいと思います。ビットコインの便利さをぜひ、多くの方に体験していただきたいなと思います。

(丸井グループビットコイン決済試験導入リポート、前後編おわり)

前編は こちら

(写真=筆者撮影)
(写真=筆者撮影)

阿部祐子(あべゆうこ)
出版社勤務(雑誌編集者)を経てフリーに。2009年CFP資格取得。社会、金融、ビジネス系記事、やさしい言葉を使ったファイナンス系の読み物などを手掛けています。

(提供: DAILY ANDS

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