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8月米雇用統計 非農業部門雇用者指数+14.2万人

日本時間21時30分に8月米雇用統計が発表されました。非農業部門雇用者数が14.2万人増、失業率が6.1%となりました。今回の雇用統計では非農業部門の雇用者数は前月比で23万人の増加予想が見込まれておりましたので、事前予想を大幅に下回るネガティブサプライズとなりました。

今回、市場は7月の6.2%の失業率から今回6.1%に低下するというポジティブな予想をしておりました。事前予想を上回るポジティブな統計結果が出るようであれば、利上げ観測がいよいよ本格化し、米国の金融緩和の終わりが見えてくるというのが市場関係社の予想でしたが、今回の結果を受けて利上げ観測は後退すると思われます。8月22日のジャクソンホール会合の議長公演で、イエレンFRB議長が予想以上に雇用が回復すれば利上げ時期は早まるとの発言からも裏付けされるのではないでしょうか。


今後の米国経済見通し

米国の9月相場は波乱が多いと言われています。しかし、今年はそこまで波乱が起きないのではないかと予想します。米国経済は他国の経済よりも上向きであり、株高が進行しているものの、依然としてマーケットは強気相場に一定の距離を保っており、市場の過熱、バブルではないと予想しているためです。実際に今年の米国経済の回復は堅調な経済指標に裏打ちされています。家計の消費は堅調に推移し、住宅市場も回復傾向にあります。

日銀も9月4日の金融政策決定会合で、政策方針の現状維持を全員一致で決めましたが、黒田東彦総裁は同日の会見で、為替相場について「米国経済は非常に着実に回復を続けており、米国の金融政策もテーパリングが終了しようかというところまできている。」とするなど米国経済の回復にポジティブな見方を持っています。このように米国経済の回復は着実に進んでおり、今後も続いていくのではないかと予想されます。