いよいよ2018年1月からつみたてNISAが開始となる。既にNISAからスイッチングをした人、まだ証券会社や銀行から説明を受けて迷っている人、色々だと思う。そもそも、「つみたてNISAって何?」という人も大半であろう。ここでは、つみたてNISA元年の2018年に向けて、初心者にもわかりやすいつみたてNISAの説明をしている官公庁や証券会社のサイトをまとめてみた。ぜひ、2018年のつみたてNISAの波に乗り遅れないよう、参考にしてほしい。

最新つみたてロボットT-213(てぃーにいさ)が優しく教えてくれる――金融庁の「NISA特設ウェブサイト」

NISA特設ウェブサイト
(画像=Webサイトより ※クリックするとサイトに飛びます)

トップバッターは、金融庁のホームページ「NISA特設ウェブサイト」である。金融庁のHPって、難しい用語が並んでいそう…としり込みすることなかれ。「最新つみたてロボットT-213」というつみたてNISAのイメージキャラクターが、わかりやすく説明をしてくれるのだ。サイトもイラストや具体的なデータが多く、金融庁のつみたてNISAに対する意気込みが伝わってくる。ただ、T-213が複利投資のおすすめをしている箇所において「毎月分配型投信は長期投資には向きません」と、毎月分配型投信を堂々と否定しているのはとても気になるところではある。

金融庁のサイトは、監督官庁だけあって、最新の情報が掲載されている。つみたてNISAに関する情報は、下記4項目から構成されている。初心者が見てもとても役に立つ内容になっている。

  • つみたてNISAの概要
  • つみたてNISAの対象商品
  • つみたてNISA早わかりガイドブック
  • つみたてNISAに関する会議・法令等

また、金融庁では「つみたてNISA Meeting up」という会合も開催し、つみたてNISAについての説明会を行っている。2018年12月22日開催以降の日程は未定であるが、終了後の懇親会もあり、金融庁に直接質問してみたい人、他の個人投資家と交流してみたい人などにはとてもおすすめのイベントだ。

ただ、金融庁のサイトの難点は、「ここではおすすめの投資信託を紹介してくれない、売買できない」ということ。

ライフプランシミュレーションを行っても、多くの投資対象商品が紹介されていても「買えないというのは少し残念である。ただし、自分のお気に入りの投信などを探す、ライフプランシミュレーションを試算してみるなど、初心者が、ここで情報を仕入れるというのはよいと思う。

その難点を考慮しても、さすが金融庁のサイトだけあって、とてもわかりやすい。特に、NISA特設ウェブサイトにある「投資の基礎知識」「タイプ別資産運用」「ライフプランシミュレーション」である。中立な立場で、勧誘もなにもなく、自分のおすすめの資産運用を紹介してくれる。

つみたてNISAとNISAの違いを知りたい人、自分がどの資産運用があっているのか悩んでいる人は、一度、金融庁にアクセスしてみてほしい。きっと、自分に合った運用プランを見つけることができるだろう。

つみたてNISA対象投信の検索ができる――モーニングスター 「つみたてNISA総合サイト」

モーニングスター
(画像=Webサイトより ※クリックするとサイトに飛びます)

次におすすめしたいのが、モーニングスター「つみたてNISA総合サイト」である。 モーニングスターは、株式新聞を発行や投資セミナーなどを開催していて、投資の情報を発信している会社であるが、流石につみたてNISAについても情報が充実している。内容は下記6項目から構成。

  • 金融機関比較
  • つみたてNISAとは
  • つみたてNISAQ&A
  • つみたてNISAコラム
  • つみたてNISA対象ファンド
  • つみたてNISA開設サイトランキング

モーニングスター「つみたてNISA総合サイト」での一番のおすすめは、「金融機関比較」である。なんと、各金融機関のつみたてNISAの販売投信数を案内しているのだ。しかも、パッシブ、アクティブ、商品別、国内株式、先進国株式などの投信別に取扱数が好評されている。また、金融機関社名をクリックすると、運用商品ラインナップも見ることができる。各社のつみたてNISA口座開設キャンペーン情報もあり、どの会社につみたてNISAの口座を開設するか迷っている人には、必読である。

また運用商品ラインアップは、モーニングスターのレーティングつきであり、投資対象商品を絞りやすいかもしれない。

注意したいのは、この金融機関に一部の大手証券会社やみずほ銀行などの一部の大手都銀が掲載されていないこと、三菱UFJ信託銀行の取扱数が異なるなら、銀行系の情報が若干古いところである。

ただそういう点を考慮しても、モーニングスターのつみたてNISAサイトはおすすめのサイトである。特に、「つみたてNISA対象ファンド」では、つみたてNISAの対象ファンドをレーティング、3年リターン、信託報酬などで一括検索できる。つみたてNISAをやってみたいが、投資信託の信託報酬が気になる人、リターン率が気になる人には、一度、試しに検索してみてほしい。

つみたてNISA口座を開設することを決めていて、投資対象商品をどれにするか悩んでいる人は、ぜひモーニングスターにアクセスしてみてほしい。きっと、満足する結果が得られるはずだ。

初心者向けコラムが充実――楽天証券トウシル「みんな初心者!つみたてNISA」など

楽天証券
(画像=Webサイトより ※クリックするとサイトに飛びます)

モーニングスター「つみたてNISA総合サイト」によると、つみたてNISAのラインナップはネット証券が充実しているようだ。その中でも、楽天証券は、ネット証券ナンバー2の取扱商品数となっている。

このため、楽天証券のトウシル特設頁、「みんな初心者!つみたてNISA」では、専門家によるわかりやすいコラムで、つみたてNISAの解説をしている。もちろん、メリットもデメリットも両方解説されているので、とても参考にできるだろう。

難点は、自社つみたてNISA用取扱商品の頁で、信託報酬別やリターン率などで検索ができないことである結局、つみたてNISAの投資商品について、どの商品がいいのか思っても、毎回商品名をクリックしないと詳細がわからない。楽天証券では、100以上のつみたてNISAの商品を取り扱っているので、これでは面倒である。

ただ、つみたてNISA用取扱商品は、楽天カードからの引き落とし、既に溜まっている楽天ポイントでも買い付けができる。楽天銀行とのリンクもあり、楽天市場ヘビーユーザーにはお得な情報が満載である。まだ利用していなくても、これから楽天市場と楽天証券を利用していこうと決めている人にとっても、役に立つ内容ではないだろうか。

ぜひ、一度、楽天証券の「つみたてNISA」頁にアクセスしてみてほしい。きっとお気に入りの情報を得られることができるだろう。

NISAにするかつみたてNISAにするか悩んでいる人に――SBI証券「つみたてNISA」

SBI証券
(画像=Webサイトより ※クリックするとサイトに飛びます)

2017年12月22日現在、SBI証券は、つみたてNISAの対象商品取扱件数ナンバーワンである。このため、SBI証券の「つみたてNISA」の頁は、余計ものが一切ないすっきりとした内容になっている。また、NISAにするか、つみたてNISAにするかで悩んでいる人には「簡単診断」もあり、とてもわかりやすい。

難点は、楽天証券同様、対象商品の信託報酬手数料や、年リターン率が一括して検索できないことである。100本以上の商品があるので、これを一個一個吟味するのも面倒である。

ただ、それを上回ってもSBI証券の「つみたてNISA」の頁は、余計な情報はもうよい、つみたてNISAとNISA、どちらを選択するかという点で悩んでいる人にはおすすめのサイトだ。iDeCoとの節税比較もあるので、一度アクセスしてみるとそれなりに満足を得られることが可能なサイトである。ぜひ、一度アクセスしてみてほしい。

つみたて投資のメリットが分かる――イオン銀行「つみたてNISA」

イオン銀行
(画像=Webサイトより ※クリックするとサイトに飛びます)

イオン銀行の「つみたてNISA」の頁は分かりやすくまとまっている。

特に、アクセス頁の右側に表示されるつみたてNISA対象の「おすすめ投信」は、リターン率のランキングが表示されており、リターン率が気になる人にはわかりやすくてよい。また特設頁「iDeCoとつみたてNISAでつみたて投資」も、つみたて投資のメリットについてわかりやすく、一読がおすすめである。

難点は、イオン銀行におけるつみたてNISA用の投資信託が、2017年12月現在、まだ10本未満であることだ。もう少し本数が増加し、選択肢が増えるとよいのであるが。

しかし、逆に、どの投信を購入すればよいかわからない、目移りがする!という人には、イオン銀行くらいの商品ラインナップ数の方が、迷わずによいのかもしれない。目移りしてしまっている人、つみたて投資のメリットについてもう少し知りたい人は、一度、イオン銀行の「つみたてNISA」の頁にアクセスしてみてほしい。

充実の商品検索機能!チャートも比較できる――マネックス証券「マネックス証券のNISA」

マネックス証券
(画像=Webサイトより ※クリックするとサイトに飛びます)

最後は、ネット証券の中でも、2017年12月22日現在、つみたてNISA用の投資信託を104本とそれなりに用意しているマネックス証券である。

ここでのおすすめは、つみたてNISA対象商品の検索機能である。なんと直近の分配金、3年間のトータルリターン、3年間のシャープレシオ、レーティング、リスクメジャーなどの項目を昇順、降順で検索できるのだ。また、為替ヘッジや、特色、分配金の回数などでも希望の商品を絞り込むことができる。気になった商品は、数商品、チャートなどを比較検討することも可能である。上で紹介した5サイトにはなかった対象商品の検索機能で、好みの商品を大分絞り込むことができるだろう。

それ以外のつみたてNISAについての説明は、必要最小限の情報を提供している。ただ、上記の投資信託の検索機能はとても充実しているので、沢山の商品から色々と比較してみたい人は、ぜひ、一度、マネックス証券にアクセスして利用してみてほしい。自分のお気に入りのつみたてNISA用の対象商品が選択できるだろう。

長期投資を考えるなら検討したい「つみたてNISA」

2017年12月22日現在、運用対象商品が、インデックス投信117本、アクティブ投信15本、ETF3本と少しずつ充実してきたつみたてNISA。運用対象商品がまだまだ絞られているのが難点ではあるが、長期投資に適している投信ラインアップなので、コツコツと投信を積み立てていきたい人にはとてもむいている。だが、実際に対象商品を選ぶとなると100本以上の投資信託の中からの選択肢は、意外と悩むものである。

金融庁などのWebサイトを参考にして、自分にあった銀行や証券会社でのつみたてNISAの口座開設、自分の目的にあった投信商品を選び、長期投資の資産形成に役立ててほしい。