「ゆっくり金持ちになりたい人なんていないよ」とは長期投資の大切さを説いたウォーレン・バフェットの言葉だ。確かに不確定要素の多い投資の世界において、短期で上昇する銘柄を見分けることはプロの目を持ってしても難しい。

しかし、IPO株への投資は通常の株に投資するよりも勝率が高いといわれている。IPO株の特徴や買い方を確認しよう。

IPOとは何か 企業・投資家それぞれのメリット

IPOはInitial Public Offeringの略で、新規公開株式または新規株式公開のことを指す。企業が証券取引所に自社の株式を新規で公開することだ。

企業側にも投資家側にもいくつかメリットがある。企業のメリットは、株式を広く一般に公開することで新しい投資家が増え資金の増強につながること。上場には厳しい基準を満たす必要があることから、その過程を経ることで企業としての信頼も得られる。投資家のメリットは、株式市場において新たな企業に投資できるチャンスであるということ。値上がりによるリターンを狙うことができる。

IPO株は限りなく金脈である

IPO株は初値が公募価格よりも高くなることが多い。2017年には90社が上場、うち9割が初値よりが公募価格よりも高騰している。半分近くは騰落率が100%以上となり、投資家が投資した額の倍以上の利益を生み出したことになる。また公募価格より初値が下落した数銘柄についても、騰落率はせいぜい-5%ほどだ。

なぜIPO株は初値が公募化価格を上回るのだろうか。いわく「そもそも公募時の株価が低めに設定されている」「発行株式数を少なく限定されている」「投資家が熱狂しすぎ、IPO投資はバブルである」——など理由はいろいろいわれているようだ。

IPO株の買い方 あのIPO株はどの証券会社なら買える?

いずれにせよ、この魅力的なIPO株投資を始めるには、通常の株式投資とは異なった手続きが必要である。

まず証券口座であるが、IPO株を取り扱っている証券会社で開設しなければならない。開設方法については通常と同様の手順だが、証券会社によっては買いたいIPO株が(公開前に)買えないということがあるのだ。

口座を開設してもいきなりIPO株を買うことはできない。IPO株への「購入申し込み」と「抽選」の2つのステップを踏む必要がある。

「購入申し込み」をするためにはまず「ブックビルディング」に参加する必要がある。ブックビルディングとは、新規公開株式及び既公開株式の募集・売出価格を決めるにあたり、あらかじめ提示された仮条件または割引率を参考に投資家に対して行われる需要予測のことだ。

たとえば楽天証券では、ブックビルディング期間は通常4〜5営業日だ。続いて目論見書をチェックして、申し込み期間中にIPO株の購入を申し込む。

たいてい購入希望者が株数を上回るため、申し込みの後に「抽選」が行われる。当選した株数分のみIPO株が買い付けられる。ちなみに落選すると申し込み時に拘束された資金が買付余力に戻る。

ここで重要なのは申し込むだけならばノーリスクということだ。当選すれば金脈たるIPO株を取得することができ、落選しても購入申し込み以前の資金に戻るだけである。

IPO株を取り扱っている証券会社

IPO株を買うためには取り扱っている証券会社に口座を開設する必要がある。通常の株式投資では手数料の安さからネット証券が人気だが、IPO株を狙う場合は大手の対面証券も選択肢に入ってくる。また証券会社によってIPO株の取扱数も異なるので注意が必要だ。いくつかの証券会社の2017年のIPO株取り扱い数を見ていこう。

●SBI証券 86銘柄

「IPOチャレンジポイント」と呼ばれる制度が存在する。新規上場株式(既上場銘柄の公募増資・売出は除く)のブックビルディング後の抽選・配分に外れた回数に応じて加算されるもの。次回以降のIPOお申し込み時に使うことでIPOが当選しやすくなる。

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●マネックス証券   54銘柄

ネット証券ではSBI証券に次ぐIPO株取り扱い数を誇る。手数用もネット証券らしく、業界でも最安水準なので、SBI証券と合わせて積極的にIPO株の申し込みをするとよいだろう。

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●カブドットコム証券 28銘柄

IPOのブックビルディング及び購入時手数料は無料。IPO株の抽選方式は完全公平抽選を採用しているので、投資資金量左右されない。

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●楽天証券  2銘柄

ネット証券の大手、楽天証券だがIPO株はあまり取り扱っていない。IPO株のために他の証券会社を差し置いて楽天証券を開設するメリットは薄いだろう。普段から楽天証券で取引を行っている場合、IPO株の募集があれば応募する程度の利用でいいだろう。

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●むさし証券  7銘柄

IPO株の取り扱い数こそ少ないものの、10%以上完全平等抽選の証券会社だ。さらに、IPO株の申込みに事前入金が不要ということもあり、積極的に申込みを狙っていきたい。

どこの証券会社のWebサイトも「口座開設はこちら」といった案内から口座開設ページに移動することができる。身分証明書とメールアドレスがあれば郵送のみで手続きを進められるので便利だ。ポイントサイトやキャンペーンサイト経由で申し込むと、キャッシュバックなどを受けられることもあるのでチェックしておきたい。

加えて、IPO株に投資するにあたり、NISA口座で買い付けを行うと効果的だ。NISA口座ではIPO株で生まれた利益をすべて非課税にすることができ、より多くの利益を手元に残すことができる。

ただし、NISA口座では年間で120万円分までしか買い付けができないので注意が必要だ。また、証券会社によってはNISA口座でIPO株を買うことができない場合もあるので、事前に確認するとよいだろう。例えば、楽天証券はNISA口座でIPO株の買い付けができない。

IPO株の当選確率を少しでも上げる4つの方法

IPO株の当選確率は公表すらされていないもののかなり低いと見られる。一年間応募し続けても当選しないという投資家も少なくないようだ。そこで、当選確率を上げるためにいくつか効果的な方法が存在するので紹介しよう。

●IPO株主幹事の証券会社を利用する

証券口座を開く際、対象IPO株の主幹事の証券会社から優先的に購入申し込みを行うとよいだろう。IPO株の売り出しの準備などは企業でなく証券会社が行い、この際に業務を引き受けた証券会社が主幹事となる。同じIPO株でも証券会社によって取扱数は異なり、主幹事の証券会社には他よりも多くIPO株が割り当てられるので積極的に主幹事の証券会社から購入申し込みをしていきたい。

●複数の証券口座を利用する

主幹事の証券口座に加えて、一般の証券口座を多く開設しておくとよいだろう。証券会社によって取り扱うIPO株が異なることは前章でも述べた通りである。個人が複数の証券会社に口座を開設することは問題ない。多くの証券口座を所有していたほうがチャンスも増える。

●資金力を大きくする

関連して、資金力を大きくしておくことも重要だ。複数の証券口座から同時にIPO株の購入申し込みを行うためには、それぞれの証券口座にある程度の資金を買い付け余力として入金しておく必要がある。ここで言うある程度とは狙うIPO株によって異なる。 例えば2017年1月27日に上場したシャノン <3976> の場合、公募価格が1500円で単元株式数は100株だった。この場合、購入申し込みするためには15万円を証券口座に準備しておかなければならない。手数料などを考慮にいれるともう少し多くなるだろう。たとえば5つの証券会社の口座から購入申し込みをするためには最低でも60万円が必要となる。

●マイナーな証券会社を利用する

逆に敢えて主幹事ではない証券会社からIPO購入申し込みをするのもアリかもしれない。主幹事ということで、IPO株購入申込者も多くなり競争率が高くなるかもしれないからだ。

IPO株の人気は非常に高まってきており、人気の銘柄はなかなか変えないかもしれない。だが上でも述べたが申し込むのは無料だし、申し込まなければ買うことはできない。当選確率が高くなりそうな手法を考えながら、複数の証券会社の口座からアプローチしてみてはどうだろうか。(ZUU online編集部)

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