マンション経営では物件を管理会社に管理委託することが一般的です。他者に管理委託すれば、投資する人の知識や投資経験に乏しくてもマンション経営をすることが比較的容易になります。

この記事では、管理会社に委託せずに自主管理した際に起こりうる問題と、管理会社に委託するメリットをまとめました。

自主管理で起こる問題

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(写真=thodonal88/Shutterstock.com)

オーナーが管理会社へ管理委託せず、自分で管理することを自主管理と言います。自主管理では管理会社へ支払う管理委託費用が発生しないため、中間マージンが発生しないメリットがあります。

管理会社への管理委託費用は、家賃収入の3~5%が一般的です。管理委託料の料率は物件の条件によって異なってきます。都内の規模の大きなマンションであれば3%、郊外のマンションや規模の小さいマンションの場合は5%というようなイメージです。

ただ、不動産を自主管理することには管理費を圧縮できるメリットはあるものの、とても大きな手間が発生します。

空室が発生すればその都度、自分で不動産会社に空室募集を依頼しなければなりません。家賃の滞納が発生すれば自ら入居者に督促をする必要があります。また夜中に「お湯が出ない」とうのクレームが発生した場合、自分で対応することになります。

遠方のマンションや、規模の大きなマンションであれば、専業でない限り自主管理はほぼ不可能と言っても過言ではありません。

管理会社に委託すべき5つの理由

マンションのような規模の大きな物件の管理は管理会社へ委託すべきです。特にマンション経営に知識のない人や、遠方の物件を所有している人、規模の大きな物件を所有している人は、管理を委託することをお勧めします。

管理会社に委託すべき理由は主に5つの理由があります。

・入居者募集を代行してくれる

管理会社は入居者からの解約通知が来れば、早急に次の入居者募集の手配をしてくれます。スピーディーに対応してくれるため、空室になるリスクを減らすことが可能です。管理会社は賃貸借の契約業務も行ってくれます。

管理会社は賃貸仲介に強みを持つ地元の複数の不動産会社とネットワークを持っています。適切な不動産会社を選んで活用してくれるので、オーナーが自ら入居者募集を依頼するより成約率も高まります。

・入出金管理が楽になる

戸数が多いと、全ての入居者が賃貸料金を確かに入金しているかを確認するのに手間がかかります。中には毎月、入金が遅れるような入居者もいます。管理会社が入出金管理をしてくれれば、オーナーは毎回入金が遅れる入居者に対して、気をもむ必要もなくなります。

・入居者が滞納した場合、督促してくれる

家賃の滞納があった場合、督促をしなければなりません。家賃の督促は、後に裁判になる可能性もあるため、法律関係の専門的な知識を踏まえた上で対応する必要があります。管理会社であれば安心して任せることができます。

・入居者からのクレームに対応してくれる

賃貸住宅にはクレームがつきものです。「お湯が出ない」、「排水管が詰まった」、「電気がつかない」などのクレームは夜間に発生することも多くあります。このような夜間に発生するクレームに対応していたら、気が休まりません。管理を委託すればクレームにも対応もしてくれますので、オーナーにとってはとても価値があります。

・解約手続きを代行してくれる

入居者が解約したときには、原状回復を確認する必要があります。管理会社は原状回復の立ち会いも行ってくれます。原状回復は、入居者も避けたがる傾向があり、トラブルになることがよくあります。原状回復にかかる費用を入居者とオーナーのどちらが負担するかでトラブルに陥る場合もあります。原状回復の確認にも専門知識を要しますので、管理会社に任せた方がスムーズです。

このように、マンション管理には専門知識や緊急性を有する業務が多くあります。オーナーが頑張って自主管理をするよりも、管理会社へ委託してしまった方が、安心・安全な賃貸経営が可能になるでしょう。これからマンション経営を始めるのであれば、ぜひ管理会社への委託を検討しましょう。(提供:Nowstate

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