ステータスがアピールできてサービスも充実しているクレジットカードとして、根強い人気があるのがゴールドカードである。一般カードよりもグレードが高いイメージから、審査が厳しく限られた人だけが持つことができると思っている人も多いはずだ。

少し前までは、社会的に高いステータスにあり高額な年会費を払える人のみが持てるという印象が強かったが、現在では一般カードと変わらない感覚で持てるゴールドカードも豊富にある。

ゴールドカードとは

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(画像=PIXTA)

ゴールドカードとは、クレジットカードの中でも一般カードより1ランク上のクレジットカードの総称だ。券面もゴールド(金色)カラーのものが主流で、見た目の印象からも高級感やステータスがアピールできる。一般カードに比べて旅行保険の補償額が高額でありサービスも手厚いカードが多い。だたし、その分一般カードに比べて年会費は比較的高めに設定されている。

基本的には一般カードの上のグレードとしてゴールドカードが設定されているが、ステータス系クレジットカードの中には、一般カードでゴールド並みのスペックを持つカードもある。

ゴールドカードの年会費

ゴールドカードの年会費はクレジットカードによっても大きな違いがあるが、相場としては1万円〜3万円ほどのようだ。中には数千円程度で入会できるゴールドカードもあるが、1万円以上の年会費がかかるゴールドカードに比べるとサービス面で劣る。

ゴールドカード特有の保険や手厚いサービスを求めて入会するなら、年会費が1万円以上のカードを選ぶべきだろう。しかし、券面がゴールドでステータスがアピールできればいいという場合には、年会費が安いものでも十分だろう。

ゴールドカードの利用限度額

ゴールドカードの利用限度額は70万円〜200万円程度が主流となっているが、こちらも年会費に左右される傾向がある。現在のゴールドカードはカード会社によって年会費の幅が広い分、利用限度額にも大きな差がある。

また、限度額に関して公式ページに記載のないゴールドカードもあり、審査の結果次第で限度額が個別で決まるものもある。ただし、最上級グレードであるプラチナカードやブラックカードのように数千万円〜制限なく使えるゴールドカードはほぼないと考えていい。

ゴールドカードの申込条件と審査難易度

一昔前までは、一般カードに比べてゴールドカードの申し込み可能年齢は高めに設定されていた。20代では申し込みができないカードも多かった。また社会的なステータスが求められることも多く、ある程度の役職や社会的地位がなければゴールドカードは持てないというイメージも強かった。

しかし現代では数千円の年会費で入会できるゴールドカードもあるように、ゴールドカードの申込条件のハードルは下がってきている。たとえば年会費が安めの楽天ゴールドカードの申込条件は20歳以上で安定した収入があれば誰でも申し込みが可能だ。そして年会費が比較的高額なアメリカン・エキスプレス・ゴールドカードに関しても年齢が20歳以上で定職についていれば申し込みできる。アルバイトやパートの申し込みはできないという記載はあるものの、年収や役職について詳細な条件の記載はない。

このようにゴールドカードは比較的申込条件の間口が広く、年齢や安定収入という条件を満たしていれば誰でも申し込みができることが多い。ただし、カードによってサービスや限度額に違いがあるように、利用者の年収や社会的ステータスからクレジットカード会社側が信用度を判断し、審査を下す可能性はあるだろう。

クレジットカードの審査基準は非公開となっているため、具体的な内容を知ることはできない。しかし、基本的には年会費が安いカードほど審査難易度は低めで、年会費が高いほど限度額も高くなるため、審査基準も厳しくなると推測できる。

一般カードにはないゴールドカードの優待やサービス

ゴールドカードは一般カードよりもグレードが1ランク上であるため、一般カードには付帯していないサービスや優待があることが多い。カードによっても付帯するサービス内容は変わるが、一般的なゴールドカードに付帯しているサービスには以下のものがある。
・国内・海外旅行傷害保険
・その他の付帯保険
・空港ラウンジの無料利用
・ポイント還元率のアップ
・ホテルやレストランなどの優遇

国内・海外旅行傷害保険

一般のクレジットカードにも付帯していることのある国内・海外旅行保険だが、ゴールドカードの場合は補償内容が一般カードよりも手厚い。たとえば三井住友VISAカードの一般カード(クラシックカード)の場合には、海外旅行傷害保険の最高補償額が2,000万円だが、三井住友VISAゴールドカードなら最高補償額が5,000万円まで上がる。

海外旅行保険は自動付帯のカードであれば、持っているだけでカード枚数分の補償が受けられる。そのため、万が一海外で事故や病気に見舞われた時には、カードの所持枚数分だけ補償金が貰える可能性が高いのだ。保証金額が高額なカードを持っていれば、その分金銭的なカバーが手厚くなるというメリットがある。

その他の付帯保険

ゴールドカードの付帯保険は、旅行保険以外も手厚くなっていることが多い。たとえばゴールドカードで決済を行なった商品が破損や紛失などで損害を被った時に補償してくれるショッピング補償などがある。ショッピング補償は一般カードにも付帯している場合もあるが、旅行保険同様にゴールドカードの方が補償額が高額になっていることが多い。

また、ゴールドカードによっては、飛行機が遅延した場合に宿泊費などを補償してくれる乗継遅延費用保険などが付帯しているものもある。

空港ラウンジの無料利用

ゴールドカードには、空港ラウンジの無料利用サービスが付帯しているものが多い。基本的には国内主要都市の空港ラウンジが無料で利用できるというサービス内容のものが多いが、指定の海外空港のラウンジも利用できるものもある。

プラチナカードなどに付帯しているプライオリティパスと呼ばれる、世界の空港ラウンジで利用できるサービスよりも使用範囲は狭い。しかし、国内の空港を頻繁に利用するという人であれば、空港ラウンジ利用無料のゴールドカードは1枚持っておくと便利だろう。

ポイント還元率アップ

ゴールドカードの中には、一般カードよりもポイントの還元率が高いものが多い。クレジットカード会社それぞれにポイント還元の条件は異なるが、カード側の提示する条件を満たすことでポイント還元率が通常の数倍になるものもある。

ただし、ポイント還元率と年会費を比較して費用対効果を考えると、一般カードで十分という場合もある。ポイント還元率の高さを狙ってゴールドカードを検討しているのであれば、必ず年会費との費用対効果を考えることが重要だ。

ホテルやレストランなどの優遇

一般カードに付帯していないサービスで、ホテルやレストランなどでの優遇が受けられるサービスもある。たとえば三井住友VISAゴールドカードでは、一流ホテルや旅館専用の予約サービスである「Relux(リラックス)」というサービスを3,000円割引で利用できる。

またアメリカン・エキスプレス・ゴールドカードには、国内外200店舗のレストランにて所定のコースメニューを2名で予約すると1名分が無料になる優待サービスなどもある。サービス内容はクレジットカード会社よっても違うので、利用したいカードの公式ページをチェックしてみるとよいだろう。

ステータス重視でコスパのいいゴールドカードなら楽天ゴールドカード

ステータスのアピール重視で年会費はできるだけ抑えたいという人が考えたいのが、楽天ゴールドカードだ。年会費は税込みで2,160円とゴールドカードの中では破格の年会費となっている。

海外旅行傷害保険が最高2,000万円まで付帯しており、国内空港ラウンジの無料利用サービスも付いている。年会費が1万円以上のゴールドカードと比較すると基本スペックは劣るが、とにかく周りへのステータスアピール重視であれば有効な1枚である。

ビジネス利用でも相性のよいゴールドカードなら三井住友VISAゴールドカード

ビジネスシーンで利用するゴールドカードになると、ある程度クレジットカード発行会社自体のステータスにこだわる人もいるだろう。そんな人には三井住友VISAゴールドカードがいいかもしれない。

国内VISAのプロパーカードと評価されるほどカード自体のステータス性が高く、接待などのビジネスシーンでもスマートに利用できるゴールドカードだ。国内・海外旅行保険は最大5,000万円までとなっており、空港ラウンジサービスも付帯している。

年会費は税別1万円となっているが、インターネット入会で初年度の年会費が無料になるサービスも行なっているので、お試しで1年使ってみるといいかもしれない。

高いステータスと充実したサービスを求めるならアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード

年会費が高めでも充実したサービスが付帯しており、最上級のステータスにこだわりたいという人にはアメリカン・エキスプレス・ゴールドカード。年会費は税別2万9,000円と他のゴールドカードに比べると高額だが、プライオリティパスなどのサービスが付帯しており、プラチナカード並みのサービスが揃っている。

アメリカン・エキスプレスは、国際ブランドのプロパーカードであるためステータスの高いラグジュアリーカードとしても評価が高い。

ゴールドカードを選ぶ時の注意点

ゴールドカードを選ぶ時は、特典の内容が自分のライフスタイルに合っているかどうかを見極めることが重要だ。上でも説明した通りゴールドカードは年会費の幅が広く、同じゴールドカードでも付帯サービスがカード会社によって大きく異なる。

ステータスをアピールすることだけが目的でゴールドカードを持つのであれば、年会費の安いカードでも満足できる可能性は高い。しかし、一般的にイメージされているようなゴールドカードのサービスを十分に受けたいというのであれば、年会費1万円以上のゴールドカードを選ぶ必要がある。

ゴールドカードを選ぶ場合には、年会費だけではなく補償内容や付帯内容もしっかり確認しておくことが大切だ。(ZUU online編集部)