大学,ランキング,国際性
(画像=シンガポール国立大学サイト)

タイムズ・ハイヤー・エデュケーションが 2018年2月6日に発表した「アジア大学ランキング」 では、日本からトップ30に3校がランクインした。東京大学は昨年から1つ順位を落とし8位、東北大学が4つ順位を落とし30位。大阪大学は4つ順位を上げ28位となった。

首位はシンガポール国立大学が維持したが、2位と3位は清華大学と北京大学が入れ替わり、香港大学を筆頭とする香港勢が順位を上げた。

ランキングはアジア圏25カ国・地域の大学359校の「論文の引用数」「産業収入」「国際的な展望」「研究力」「教育力」を総合的に評価したもの。

目次

  1. アジアのトップ大学30校とスコア
  2. 日本の最大の弱点は国際性の弱さ?香港の2分の1以下の水準
  3. 中国は産業収入が強く国際性が弱い、香港は国際性は強いが産業収入が弱い?
  4. 大統領、首相、ハリウッド女優を輩出したヘブライ大学

アジアのトップ大学30校とスコア

30位(昨年順位26位) 東北大学(日本) 49.6
29位(27位) インド理科大学院(インド) 49.7
28位(32位) 大阪大学(日本) 51.4
27位(21位) ヘブライ大学(イスラエル) 52.6
26位(24位) 国立台湾大学(台湾) 52.8
25位(22位) テルアビブ大学(イスラエル) 53.9
24位(20位) 高麗大学校(韓国) 54.5
23位(23位) キング・アブドゥルアズィーズ大学(サウジアラビア) 55.0
22位(初登場) 蔚山科学技術大学校(韓国) 55.4
21位(29位) 延世大学校ソウル校(韓国) 56.1
20位(18位) 上海交通大学(中国) 56.1
19位(17位) 香港理工大学(香港) 56.3
18位(19位) 浙江大学(中国) 56.8
17位(25位) 南京大学(中国) 57.7
16位(16位) 復旦大学(中国) 59.8
15位(15位) 中国科学技術大学(中国) 61.2
14位(12位) 香港城市大学(香港) 63.3
13位(13位) 成均館大学校(韓国) 63.4
12位(10位) 浦項工科大学校(韓国) 63.7
11位(14位) 京都大学(日本) 64.8
10位(8位) KAIST(韓国) 65.4
9位(9位) ソウル大学校(韓国) 66.3
8位(7位) 東京大学(日本) 69.1
7位(10位) 香港中文大学(香港) 70.5
5位(4位) 南洋理工大学(シンガポール) 74.8
5位(6位) 香港科技大学(香港)  74.8
4位(5位) 香港大学(香港)  75.4
3位(2位) 北京大学(中国) 79.1
2位(3位) 清華大学(中国) 79.3
1位(1位) シンガポール国立大学(シンガポール) 81.7

日本の最大の弱点は国際性の弱さ?香港の2分の1以下の水準

日本からは合計89校がランクイン。トップの東京大学の総合スコアは69.1ポイント。研究(82.1pt)と教育(75.9pt)はレベルが高いが、他国・地域の大学と比べて国際性(32.2pt)が驚くほど低い。国際力の弱さは日本の大学に共通する弱点のようで、この項目で最高スコアだった筑波大学(アジア・ランキング63位)ですら39.9ポイントしか獲得していない。

京都大学の最大強みは産業収入で、93.8ポイントという極めて高いスコアを得ているが、国際性の低さ(28.8pt)が足かせとなった。論文の引用数(50.9pt)もふるっているとはいい難い。

トップ30入りを果たしただけではなく東北大学を追い抜かした大阪大学は、やはり産業収入が強い(81.3pt)。論文の引用数(38.7pt)と国際性(33.5pt)を伸ばすことで、さらなるランクアップが狙えるかも知れない。東北大学もやはり国際性(34.7pt)が最大の苦手分野のようだ。

ほかには東京工業大学(33位)、名古屋大学(35位)、九州大学(48位)、北海道大学(55位)、東京医科歯科大学(60位)、筑波大学(63位)、藤田保健衛生大学(83位)がトップ100入りを果たした。

中国は産業収入が強く国際性が弱い、香港は国際性は強いが産業収入が弱い?