保険の加入を考えるとき相談窓口の選択肢となるのが、保険ショップや保険サイトだ。相談者が店舗を訪れて相談する「来店型」と相談員が自宅や勤務先を訪れる「訪問型」があり、各社の強みや、相談に乗るファイナンシャルプランナーの経験年数などに違いがある。それぞれの特徴を見てみよう。

【来店型】保険見直し本舗 保険会社45社の保険商品から最適プランを提案

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(画像=PIXTA ※画像はイメージです。)

「保険の見直し本舗」は株式会社ウェブクルーの子会社である株式会社保険見直し本舗(本社・東京都渋谷区)が運営する保険比較・相談サイトで、生命保険会社26社、損害保険会社16社、少額短期保険会社3社の保険商品を取り扱っている。

2018年4月時点で全国に255店舗を構える。店舗は全て直営店で、来店すると無料で相談を受けることが可能だ。新規加入と加入保険の見直しのどちらにも対応している。

相談者が保険会社と直接保険契約を結んだときの料金と、保険見直し本舗を経由して加入した場合の料金は原則的に同じであることも、同社は強みとして挙げている。店舗での相談受け付けのほか、自宅や勤務先での無料訪問相談も受け付けている。

【来店型】保険クリニック 1999年に誕生した日本初の来店型保険相談ショップ

「保険クリニック」は日本で最初の来店型保険相談ショップだ。1999年に第1号店舗を開店し、現在は全国で176店舗を構える。

受け付けている相談項目は、初めての保険加入や加入中の保険分析を含む保険の見直し、家計やローンに関する相談など多岐にわたる。保険だけではなく、家計や介護、年金、相続などについての知識や対応経験が豊富なスタッフを配置していることも特徴の一つだ。オフィスアワーでの相談が難しい人向けに、18時以降の相談受け付けも行っている。

保険クリニックのウェブサイトでは「ご契約者専用ページ」が用意されている。契約後の手続きや契約者へのサービス内容などを確認することができる。保険に関する解説ページも充実しており、よくある相談内容などに対する対応などについて書いたコラムなども掲載している。

【来店型】ほけん百花 女性向け保険商品の相談受け付けや提案なら

特に女性に対する相談受け付けに力を入れているのが「ほけん百花」だ。運営会社は住友生命保険相互会社が100%株主のいずみライフデザイナーズ株式会社(本社・東京都港区)。

相談スタッフの多くが女性で、女性特有の病気に備えるための保険商品などの提案にも定評がある。出産や妊娠後にどのような保険に入った方がいいのか、妊娠中にも保険に加入できるのか、教育資金を貯めるための学資保険はどのように選んだ方が良いのかなど、女性目線の保険提案を心掛けている。

取り扱っている保険商品は保険会社27社の約170商品。午後7時以降にオープンしている店舗も多く、会社帰りなどにも寄りやすいことも特徴の一つだ。店舗は駅や商業施設の中などにあり、買い物の途中などに寄りやすいよう配慮されている。

【来店型】みつばちほけん 相談者への聞き取りや現状分析も重視

「みつばちほけん」は生命保険会社と損害保険会社、少額短期保険会社合わせて30社以上の保険商品を取り扱っている。みつばち保険グループ株式会社(本社・東京都豊島区)が運営している。

相談を受け付けたあと、まず相談者の要望や現状などを聞き取る。その後、相談者本人や相談者の家族のライフステージごとのリスクなどについて相談員が説明する。相談員が相談者に適した保険を提案するのはその後で、相談者が加入する保険についての必要性と保障内容を理解しやすいように努めている。家計と保障のバランスも重視し、無理なく続けられる保険商品を提案する。

保険への新規加入だけではなく、見直しの相談にも乗る。相談者が加入中の保険証券などを確認して現時点での保険分析を行い、ほかの保険商品との比較を行う。保険加入後の定期的な電話連絡にも力を入れている。

【来店型】イオン保険サービス 無料の電話テレビ相談も受け付け

「イオン保険サービス」は、イオン銀行の子会社であるイオン保険サービス株式会社(本社・千葉県千葉市)が運営している保険ショップで、全国のイオン店舗内で121店舗(2018年4月時点)を展開している。保険会社20社の保険商品を取り扱っている。

ウェブサイト上で自宅から近いイオンの保険ショップを検索することができるほか、生命保険や医療保険、がん保険など保険の種類から保険商品を検索することも可能だ。サイト内では、家族構成や年齢、職業などに合った保険タイプを実例も紹介しながら説明している。

イオン保険サービスは店舗での相談受け付けも行っているが、テレビ電話を使った保健相談も受け付けている。相談者の自宅のパソコンや所有しているスマートフォンやタブレット端末を使って相談員とやり取りをする仕組みで、無料のアプリをダウンロードして利用することができる。

【訪問型】保険見直しラボ スタッフの保険業界経験は平均11年以上

「保険見直しラボ」は、保険代理店の株式会社Jリスクマネージメント(本社・新潟県新潟市)が運営する訪問型の保険サイトだ。取り扱い保険会社は生命保険会社が19社、損害保険会社が10社。同社は2010年に新潟県新潟市で設立後、全国各地に支社を増やしてきた。

保険見直しラボの強みの一つは、スタッフの保険業界経験が平均で11年以上であること。外資系保険会社や外資系金融機関、国内生命保険大手や外資系生命保険大手で営業所長やマネジャーを務めた経験を持つスタッフが相談に応じる。

保険見直しラボを利用する場合、まず相談の申し込みをインターネットを通じて行う。その後、同社のコンサルタントが保険相談やアドバイスのために自宅や勤務先などを訪問し、保険プランを提案する流れとなる。

【訪問型】保険のビュッフェ ファイナンシャルプランナー800人以上が在籍

保険代理店である株式会社FPパートナー(本社・東京都新宿区)が2012年に事業展開を開始した「保険のビュッフェ」も訪問型の保険サイトで、生命保険会社は13社、損害保険会社8社の保険商品を取り扱っている。

貯蓄と保障の両方について保険を活用してカバーすることや、複数の保険商品の比較・提案などに力を入れているが、ファイナンシャルプランナーが利用者の相談に直接乗ることが一番の特徴といえる。全国で800人以上(2017年時点)のファイナンシャルプランナーを抱えており、同社によると平均経験年数は9年以上という。

保険のビュッフェのウェブサイトでは都道府県ごとにファイナンシャルプランナーを探すことができ、各ファイナンシャルプランナーの顔写真や強み、趣味、出身地なども確認できる。事前にこういった情報を知ることをできるようにすることで、より利用者が相談しやすいように工夫している。

【訪問型】保険コネクト 保険種類や保険会社から商品をウェブで検索可能

新規の保険加入や加入保険の見直しなどをサポートする「保険コネクト」は、2014年6月に設立した株式会社保険コネクト(本社・東京都品川区)が訪問型で運営する保険サイトだ。

生命保険や医療保険、個人年金保険、学資保険、がん保険など、保険の種類からそれぞれの人にあった保険商品を探しやすいようにウェブサイトが設計されており、保険会社24社の情報を比較・検討することも可能となっている。

これらの保険の種類での検索や保険会社の比較のほか、専門スタッフによる保険相談も無料で受け付けている。利用者がウェブサイトの相談フォームから問い合わせをすると、専門スタッフが約4,000種類の取り扱い保険商品の中から、それぞれの人にあった保険や保険の組み合わせを提案する。

相談員の業界経験年数は5年以上で、同社は相談員にノルマを課していないことも特徴の一つ。そのことにより、ノルマ達成のための無理な保険勧誘などを自社内で防止することに努めている。

【訪問型】保険マンモス 相談者の要望や家族構成に合わせて担当FPを紹介

生命保険や家計についての無料相談を受け付けている「保険マンモス」は、保険マンモス株式会社(本社・東京都港区)が運営するウェブサイト。保険の無料相談を申し込んだ人に対し、同社は提携しているファイナンシャルプランナーを紹介し、利用者は無料で相談を受けることができる。

保険マンモスを利用する場合、まずウェブサイトの相談フォームから相談受け付け用電話番号に連絡し、相談申し込みを行う。その後、同社の担当者とやり取りしながら日程調整を行い、ファイナンシャルプランナーの無料相談を受ける日を確定させる。

同社の特徴は、ファイナンシャルプランナーと利用者のマッチングに力を入れている点だ。利用者から保険に対する疑問や要望、家族構成などを聞き、提携ファイナンシャルプランナーから最も適した人を相談員として選ぶ。そのことにより、実際に相談を受けた人の満足度を高めることを目指している。

【訪問型】みんなの生命保険アドバイザー 「ストップコール」で相談中止・相談員変更も楽々

「みんなの生命保険アドバイザー」は保険分野に強いファイナンシャルプランナーを紹介するウェブサイトで、相談実績を30万件以上有していると発表している。パワープランニング株式会社(本社・東京都新宿区)が運営している。

同社の特徴の一つして挙げられるのが「ストップコール」と呼ばれる同社独自の取り組みだ。これは、相談員として担当となったファイナンシャルプランナーから強引な勧誘があったり、不快な思いをしたと感じたりした場合に、相談の中止や相談員の変更を電話1本でできるようにする仕組みで、利用者が安心して利用できるよう工夫している。

ウェブサイトでは、生命保険や損害保険の専門用語について解説するページも設けている。(岡本一道、金融・経済ジャーナリスト)