お金はあればあるほど良いと考える方が世の中には多くいます。お金が大切なことは事実ですが、人によって満足感が得られる生活のレベルはさまざまです。したがって、満足感が得られる生活を送るために必要となるお金も異なります。不動産投資を拡大していくと、CF(キャッシュフロー)を増やしていくことばかりに没頭しすぎてしまうかもしれません。

家族や友人との時間をなおざりにしてしまい、大事な関係性が崩れてしまうという方もよく耳にします。こういったことを防いだり、効果的に自分の目標とするCFを達成したりするためにも、不動産投資を始める前の目標設定は重要です。この記事では、不動産投資における目標設定の重要性と設定方法について解説します。

目指したい年間CFを決める

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(写真=marekuliasz/Shutterstock.com)

まずは、不動産投資から得たい年間CFを決めます。ここで大事なのは、「なぜそのCFを得る必要があるのか?」という部分です。例えば、1ヵ月で20万円あれば満足な生活ができると考える人は、最低20万円のCFが安定的に入ってくれば、不自由しない生活を送れるという意味になります。この場合は、年間240万円のCFが目標です。

ただし、この満足感が得られる生活のレベルは個人差があります。今まで月100万円で生活をしてきた方が、いきなり生活のレベルを下げることは非常に難しいでしょう。月収が高かった人が不動産投資だけで生活するのであれば、当然、年間240万円では足りません。月100万円で生活していたわけですから、年間CFは1,200万円ないと、満足な生活ができないということになります。

また、「現在の仕事をリタイアしたいか」も考えることが必要です。仕事からやりがいを感じ、ずっと仕事を続けていきたいと考える方にとって不動産投資からのCFは、あくまでちょっとした副収入という位置づけになるかもしれません。その場合は、月10万円、年間100万円で十分と考える方もいるでしょう。

このように、人によって満足感を得られる生活のレベルや、現在の本業に対する考え方は異なります。そのため、「不動産投資が人生を豊かにするもの」ということは忘れないようにしましょう。「自分にとって不動産投資から得られるCFがいくらであれば、満足感を得られる生活ができるのか」について、掘り下げて考えてみることが重要です。

目標達成時期を決める

目標の年間CFを決めたら、「次はそれをいつまでに達成したいのか」ということも決めていくことが必要です。短期間での達成を目指した場合、短期間で不動産購入資金の借り入れをすることが難しい状況で、達成が非現実的になることもあります。また、借入金額に関しても、個人の年収や自己資金といった、いわゆる個人属性がかなり影響してくる点も注意が必要です。

極端にいえば、年収が0の方は借り入れができないので、自己資金で物件を購入していくしか方法がありません。一方、年収が高ければ高いほど、多くの業者や多くの金融機関を利用できる可能性が高いため、達成時期を早めることができるでしょう。

ただし、1年や2年といった短期間で大きな年間CFを目標とした人と、長期的で大きなCFを目標した人では、物件選定や融資承認などに対する動き方を変えていかなければなりません。したがって、目標達成時期もしっかりと決めた方が良いでしょう。

目標CFを目標達成時期までに達成するための融資戦略を決める

目標CFと達成時期を決めたら、「どのようにして融資を組んでいくか」について考えていきます。1億円の融資を組める方が、1億円の物件を購入すれば達成できる程度のCFを目標として設定しているのであれば、そこまで深い融資戦略を考える必要はありません。しかし、金融機関1行から1億円しか融資を組めない方が、総額3億円程度の投資をしないと達成できないCFを目標として設定している場合は別です。それぞれの金融機関における融資を組む順番について、決めておいた方が組める融資の金額が大きくなる可能性があります。

不動産投資というと物件ありきで考える方が多くいます。しかし、まずは融資を組めないと購入することができないので、融資の戦略を練った方が賢明です。融資戦略を練っていくためには、目標としているCFおよび、達成時期について明確にしておくことは重要になります。事前にしっかりと戦略を練ったうえで、不動産投資を取り組み、自分の投資人生を豊かにしていきましょう。(提供:Nowstate

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