マンション購入時に、最近は中古という選択肢も出てきています。それだけに、「新築物件にすべきか」「中古物件にすべきか」で悩む方は増えているでしょう。ここでは、実際に新築/中古マンションを買った理由&買わなかった理由を検証します。購入経験者の声をマンション選びにお役立てください。

新築/中古マンションを購入した理由ベスト3

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住宅購入経験者に対し、国土交通省が行った「平成27年度住宅市場調査」では、「新築/中古マンションを購入した理由」について聞いています。それぞれの理由の上位を見てみると、同じマンション購入者でも新築と中古では動機が異なることがよく分かります。

新築を購入した理由
・1位 住宅の立地環境が良かったから 61.9%
・2位 新築住宅だから 58.9%
・3位 価格が適切だったから 41.1%
※複数回答可

中古を購入した理由
・1位 価格が適切だったから 71.2%
・2位 住宅の立地環境が良かったから 51.7%
・3位 マンションだったから 35.8%
※複数回答可

特に注目したいのは、1位の理由です。

新築を購入した理由1位は……住宅の立地環境が良かったから
中古を購入した理由1位は……価格が適切だったから

一般的に中古マンションのメリットは、新築に比べて物件数が多いため、「気に入った立地を選びやすいこと」といわれます。しかし、この調査においては、新築も立地環境の満足度が高いことがうかがえるでしょう。これは、新築マンションが建つのがその時々の人気エリアが多いことが一因ではないかと考えられます。

中古マンションの理由の1位は、やはり価格でした。回答項目は「価格が適切だから」となっていますが、これは「価格が安かったから」という言葉に置き換えても差し支えないでしょう。ちなみに、新築と中古のマンションの価格を比べてみると、同じエリアの同じ間取りであれば、全国平均で、15~20年ほど経てば5割程度中古が安いと一般的にいわれます。この中古の価格にリフォーム代を加えても、まだ新築マンションよりも割安というケースが多い傾向です。

中古を買わなかった理由ベスト3

逆に今度は、同調査の「新築/中古マンションにしなかった理由」を見ていきます。(新築マンション購入者が)中古住宅にしなかった理由は次の通りです。

1位 新築の方が気持ち良いから 68.8%
2位 リフォーム費用などで割高になる 29.4%
3位 耐震性や断熱性など品質が低そう 24.2%
※複数回答可

「新築の方が気持ち良い」という心理的な理由が68.8%と圧倒的です。「日本人は新築好き」とよくいわれますが、これを裏付けるデータになっています。ほかにも、「隠れた不具合が心配だった」という回答が22.4%いました。(第4位)これは、日本で中古住宅が伸びない大きな要因といわれてきました。しかし、国土交通省が中古住宅のインスペクション(現物状況調査)に関するルールづくりに力を入れているため、不具合に対する不安は今後、解消されていくものと予想されます。

中古を買った理由ベスト3

最後に、中古マンション購入者が中古物件を購入した理由です。

1位 予算的にみて中古住宅が手頃だったから 78.8%
2位 新築住宅にこだわらなかった 32.6%
3位 リフォームで快適に住める 27.4%
※複数回答可

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この3つの理由から「前の住人のことがそれほど気にならず、リフォームを楽しみながら割安な中古物件を理想の住空間にしていきたい」という中古マンション購入者像が浮かび上がってきます。こんな方が中古マンションと相性が良いようです。ただし、建物の構造の問題で希望するリフォームができないこともあります。また、すでにリフォーム後の物件が販売されていることもあるでしょう。これらのポイントをしっかり確認のうえ、自分と相性の良い中古マンション選びをしましょう。(提供:Renosy Journal)