投資には株式や投資信託、不動産など、たくさんの投資方法があります。自分の好きな投資先一つに投資しても構いませんが、投資の基本はいろいろな種類な商品に投資する「分散投資」です。一つの種類に投資すると、それだけリスクが高くなる傾向があります。

一つのカゴに卵をすべて入れてしまうと、カゴが落ちたらすべて割れてしまいます。しかし、たくさんのカゴに卵を分散して入れると、一つのカゴが落ちても割れる卵は少なくなります。別々のカゴに卵を分けて入れる、つまり「分散投資」をすることによって投資のリスク軽減を図ることが可能です。これが、分散投資の基本的な考え方です。

投資では分散投資以外にも、知っておきたい知識があります。それが、資産運用の基礎知識である「NISA」です。これについても理解を深める同時に、「NISA」で分散投資ができる理由を探ってみましょう。

NISAとは非課税口座のこと

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(写真=Florence-Joseph McGinn/Shutterstock.com)

「NISA」は、2014年1月にスタートした「少額投資非課税制度」のことです。

日本では、基本的に利益や所得を得たら課税されるというルールがあり、会社から給料を受け取ったら、給料は所得税などの課税対象になります。また、誰かから金銭をもらった場合、一定額を超えると贈与税の対象になります。このように日本では、利益や所得は「税金が課されること」に直結しています。

これは投資でも同じです。投資で利益を得たら、株・投資信託・不動産にかかわらず、基本的に課税対象になります。しかし、利益すべてに税金が課されるわけではありません。税金の種類や状況によって、税金の優遇措置が適用されることがあります。NISAもその一つです。

NISAは投資用の税金優遇措置のことです。そしてNISA口座とは、NISAという制度の対象になる口座のことです。

NISAは毎年120万円の非課税枠があります。NISA枠の中で購入した商品の売却益、配当金、分配金等が非課税になります。ただし、配当金を非課税にするためには上場株式等の配当金の受け取り方法を「株式数比例配分方式」を選択する必要があるので注意しましょう。

なお、非課税期間は最長で5年間、非課税枠は最大で600万円、さらにNISA口座は1人1口座で、一つの金融機関にしか開設できないという制限もありますが、税金の優遇を受けながら投資できるというメリットがあります。

NISAにはほかにも0~19歳の未成年を対象にした「ジュニアNISA」の口座や、長期に渡ってコツコツと積立投資をすることに向く「つみたてNISA」の口座があります。それぞれの口座では、NISA口座と同じく税制優遇を受けることができます。

分散投資をNISAではじめたい理由

分散投資には、NISAが向いているといえるでしょう。なぜならNISA口座は、前述のように税金優遇措置のある口座です。株や投資信託などに分散投資すると利益に比例して税金が多くなってしまいますが、NISA口座で投資すれば、年間120万円の範囲内で購入した金融商品から得た譲渡益や配当金、普通分配金に税金がかかりません。税金が優遇されているということはそれだけ投資による利益が増えるということであり、元本を割ってマイナスになる可能性を低くできるということでもあります。

分散投資は投資によるリスクを抑えるための投資方法です。分散投資にNISA口座の活用というひと手間を加えることにより「非課税」というメリットを受けることができ、リスクの軽減にさらに役立ちます。

投資初心者こそ「NISA」で分散投資を

投資初心者は「NISA」という名前を耳にすると「難しそう」と思いがちです。しかし、自分がここぞと思った金融機関でNISA口座を開設して投資をはじめれば、年間の非課税枠などに注意は必要ですが、税金の優遇という大きなメリットを受けることができるでしょう。まずはNISA口座を開設する金融機関選びからはじめてみてはいかがでしょうか。(提供:OWNERS TIMES

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