フリマアプリを運営するメルカリ <4385> の上場が決まった。2018年6月19日の予定で、東京証券取引マザーズに上場する。上場にあたり、主幹事会社となったのが大和証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券だ。そこで今回は大和証券でIPO投資を行うため、口座開設の流れやIPOの投資方法などについて紹介する。

大和証券とは

メルカリ,IPO,上場,証券口座開設,大和証券
(画像=Webサイトより)

大和証券、大和証券グループに属する証券会社だ。母体となる大和証券グループは、1902年創業の老舗総合証券会社だ。1999年に日本の上場会社初となる純粋持ち株会社に移行し、大和証券グループ傘下として大和証券株式会社が設立された。野村證券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SMBC日興証券と並び、日本の大手証券会社5社の1角として数えられる。

大和証券の口座数は、2017年度末の時点で約321万口座。2017年6月末の時点で、ネット証券最大手であるSBI証券が大和証券の口座数を抜き、業界2位に浮上したことが大きく報じられた。しかし、預かり資産残高は2017年9月時点で大和証券が57.9兆円なのに対してSBI証券は11兆円であり、大きな開きがある。

大手総合証券会社である大和証券は、IPOに強みがあるのが魅力だ。2017年5月から6月のデータでは、株式公募・売出しのシェアは大和証券が19.9%で1位となっている。今回のメルカリ上場においても主幹事会社を務めており、IPO投資を狙うなら口座を持っておきたい証券会社といえる。

大和証券の特長や手数料について

オンライン証券会社ではなく総合証券会社である大和証券では、オンラインでの投資はもちろん、店頭やコンタクトセンターでもサポートが受けられるのが魅力だ。大和証券の店舗は全国47都道府県に150店舗以上あり、きめ細やかなサービスを提供している。

店舗だけでなく、オンライントレードも可能。オンライントレードは、店舗での取引に比べて手数料が割安に設定されている。例えばコンサルティングコースの場合、店頭での最低手数料が2,700円なのに対してオンラインでは2,052円になる。また、コンサルティングがつかないダイレクトコースなら、約定代金が300万円までは一日の手数料が3,240円のハッスルレートというコースもある。オンライン証券会社と比較すると手数料は割高にはなるが、IPOの取り扱い実績や件数を鑑みても、支払う価値はあるといえる。

大和証券のIPO取り扱い実績

ネット証券会社が台頭してきているとはいえ、IPOの取り扱い実績、特に主幹事会社という面では総合証券会社にまだまだ分がある。大和証券のIPO取り扱い実績をみていこう。

大和証券のIPO取り扱い銘柄数は、2016年が37件、2017年は43件だ。2017年のIPO総数は90社であることから、半数近くの銘柄を大和証券で取り扱ったこととなる。そのうち18件は主幹事会社を務めており、IPOの実績は十分だ。2017年の初値騰落率2位であるウォンテッドリー <3991> や5位のユーザーローカ <3984> の主幹事会社を務めたのも大和証券。ウォンテッドリーは初値騰落率が+401%、ユーザーローカルは+325%とかなり値が跳ね上がり、当選した方は大きな利益を得た銘柄である。

主幹事会社を務めた件数は、野村證券に次いで2位。口座数で抜かれたオンライン証券会社のSBI証券は、取り扱い件数は87件と大和証券よりも多いものの、主幹事会社を務めたのは8件のみだ。

IPO株を購入するには、希望者の中から抽選に当選する必要がある。売り出される株数はあらかじめ決められており、取り扱い証券会社ごとに割り当てられるが、その割当数は、主幹事会社が圧倒的に多くなる。主幹事会社には、売り出し株数の内80~90%程度が割り当てられるため、主幹事会社とそれ以外の取り扱い証券会社には当選確率に大きな差が出るのだ。このことからも主幹事会社を務めることの多い大和証券でIPO投資のための口座を開設しておくといいだろう。

2017年度 大和証券が主幹事会社となったIPO銘柄一覧

企業名 企業コード
ABホテル <6565>
エル・ティー・エス <6325>
SGHD(佐川急便) <9143>
カチタス <8919>
クックビズ <6558>
壽屋 <7809>
ウォンテッドリー <3991>
シェアリングテクノロジー <3989>
GameWith <6552>
旅工房 <6548>
ユーザーローカル <3984>
ファイズ <9325>
レノバ <9519>
日宣 <6543>

大和証券のIPO抽選は2段階!チャンスを増やす方法とは

大和証券はオンラインから申し込む個人投資家を対象とした、取引量・資金量が関係しない平等抽選方式のウェイトが高めに設定されているのも魅力だ。資金力の少ない個人投資家であってもチャンスは大きい。

大和証券のオンライントレードでIPO株を購入希望した場合、抽選は2段階ある。まず、個人への販売予定数量の15%分を機械的な抽選で決定する。ここで当選すれば、希望したIPO株を購入することが可能だ。

外れた場合は再度応募を行うことができる。それがチャンス当選だ。最初の15%分で当選しなかった人を対象に、個人への販売予定数量の5%分の当選を決定する。この抽選では、チャンス回数という数字が重要なポイントとなる。チャンス回数が多いほど当選確率が高まるため、チャンス回数をなるべく増やしておくことが当選の近道となる。チャンス回数は、「プレミアムサービス」におけるステージ、または「ポイントプログラム」で保有している交換ポイント残高のどちらか優位な方で決定する仕組みだ。

プレミアムサービスとは、大和証券総合取引口座と大和ネクスト銀行口座の両方を開設し、預かり資産評価額が1,000万円以上の顧客に提供されるサービス。5,000万円以上でプラチナとなる。チャンス回数は、プレミアムサービスのステージがない場合が1回、シルバーで3回、ゴールドで5回、プラチナで10回だ。

ポイントプログラムは、取引実績に応じて交換ポイントが貯まる仕組みで、貯まったポイントは旅行や家電など様々な商品と交換ができる。交換可能ポイントが1,000ポイント未満の場合はチャンス回数が1回だが、1,000ポイント以上2,000ポイント未満で2回、2,000ポイント以上4,000ポイント未満で3回と保有するポイント数に応じてチャンス回数が増えていく。

チャンス回数を増やすこともIPOの抽選確率を上げるのに大切なポイントなので、あらかじめチェックしておきたい。特にポイントプログラムの交換は、IPOの抽選が終わった後に行うようにしよう。

大和証券でIPO投資を行うのに必要な手続きとは

大和証券でIPO株を購入したいなら、まずは総合証券口座を開設する必要がある。口座を開設する際、まず選ばなくてはならないのがコースだ。総合証券会社である大和証券には、担当者からアドバイスを受けながら取引ができる「ダイワ・コンサルティング」コースと、自分で取引を行う「ダイワ・ダイレクト」コースがある。オンライン中心に取引をするのなら、手数料が割安な「ダイワ・ダイレクト」コースを選ぶ方がいいだろう。口座開設後でもコース変更は可能だ。

「ダイワ・ダイレクト」なら、最短1日でスマートフォンから口座開設を申し込める。本人確認書類を画像でアップロードでき、スマートフォン向けアプリでマイナンバーを登録すれば、最短で翌日から取引が可能となる。ただし、郵送状況などによってもう少し日数がかかる場合もあるため、申し込みたいIPO銘柄がある場合、早めに準備を行っておくのがよい。

スマートフォンを持っていない場合は、申込書を郵送する必要があるのでもう少し時間を要する。こちらもなるべく早めに準備を行っておく必要がある。

大和証券でIPOを申し込む流れ

大和証券でIPOを申し込む場合、まずはホームページやオンライントレードの画面で銘柄や日程を確認する。購入を希望するなら、抽選参加の申し込みを行う。抽選参加の申し込み時には、購入概算代金以上の預かり資産が必要なため、口座の残高に注意しておくこと。

申込が終了後、抽選が行われる。まずは機械的な抽選で個人販売予定数量の15%が決定される。落選した場合、販売予定数量の5%をチャンス当選で決定する。これにも落選した方の中から、さらに補欠当選が決定される。補欠当選した場合、当選者が購入を辞退すれば繰り上げ当選となり、購入が可能となる。

当選してはじめて購入の申し込みが可能となる。申込時には購入代金以上の買付余力が必要なので注意すること。その後、取引口座から購入代金の引き落としができた時点で購入完了となる。

「ダイワ・ダイレクト」コースの場合は、上記のオンライン申込のみが可能だが、「ダイワ・コンサルティング」コースに加入している場合は店頭での申し込みを並行して行うこともできる。手数料が割高ではなるが、資金に余裕がある方の場合は「ダイワ・コンサルティング」コースで当選確率を上げてみるのもよいだろう。

大和証券でメルカリのIPOに参加するなら!申込期間は6月4日~8日

メルカリの上場日は、2018年6月19日(火)に決定している。申込期間は6月4日から8日まで。仮条件が提示されるのは6月1日だ。このスケジュールから逆算して、大和証券でメルカリのIPO抽選に申し込みを行いたい場合、5月中には大和証券の証券総合口座を開設しておきたい。スマートフォンからなら最短1日で取引が開始できるとはいえ、ある程度余裕は持っておくことをおすすめする。

当選した場合の購入申込期間は6月12日から15日まで。払込日は6月18日だ。このスケジュールに合わせて資金を用意しておこう。

メルカリは、2017年12月にアプリのダウンロード数が世界累計1億ダウンロードを突破したフリマアプリ「メルカリ」を運営している。2017年にも上場するとの報道があったが、現金や盗品が出品されるなどの問題が浮上し、上場延期になった。しかし、コンプライアンス面の問題も改善され、今回満を持しての上場となる。(ZUU online編集部)

ネット証券でIPO投資に参加してみる

大和証券以外の証券会社からもIPO投資に参加できる。複数の証券口座を作ることによってIPOの当選確率が高めることができる。

株初心者はどこで口座開設してる?ネット証券ランキング(PR)
IPO株の当選確率は上げられる 今すぐ実践できる6つの方法(PR)

口座開設数1位、IPO取扱数1位、投信本数1位、外国株取扱国数1位
>>SBI証券の口座開設はこちら

米国株の取扱に強く、IPO取扱数2位、ミニ株も取引できる、手数料も安い
>>マネックス証券の口座開設はこちら

三菱UFJフィナンシャル・グループで安心、ミニ株も取引できる
>>カブドットコム証券の口座開設はこちら

主幹事も多く務め、IPO取り扱い銘柄が非常に多いSMBC日興証券
>>SMBC日興証券の口座開設はこちら