「都心回帰」「職住近接」といったキーワードが注目されているように、最近では都心マンションを購入する方が急増しています。郊外マンションと比較したとき、本当にメリットが大きいのはどちらでしょうか?将来を見据えながら考えていきましょう。

都心マンション購入のメリット:購入価格と売却価格の差が小さい

town

「資産形成をしやすい」ということが都心マンションを購入する最大の魅力です。これまでの日本は、人口が増え続けていたのでマイホームの価値が高く資産になりました。しかし、最近では人口減少社会が本格化しているので、住人が減る郊外マンションの価値は下がっていきます。

これに対して都心マンションは、数十年間、世帯数、人口共に維持されると予測されているため、価値を維持しやすいといえるでしょう。これは、たとえば車に例えると分かりやすいです。一般的な車は、購入時から年数が経過するほど、どんどん価値が下がっていきます。そのため、買い替え時に中古車販売会社に持ち込んでも、半値~数十%のような買い取り価格が当たり前です。

価値が下がるものを購入することは資産形成ではなく消費です。価値が下がっていく郊外マンションを買うのも、根本では同じで資産形成ではなく消費をしていることになります。同じ車でも、希少価値の高い車種は購入価格と売却価格がほぼ同じか、差額があってもわずかです。一定の年数、車を楽しんだ後で売却しても実質負担はあまりありません。資産価値を保ちやすい都心マンションを買うのはこれと似ているといえます。

郊外マンションの購入メリット:広くて安い住居環境

town

「物件そのものの価格が安い」ということが郊外にマンションを購入するメリットになります。価格が安いのは、地価が安いためです。同じ予算設定なら都心よりも郊外の方が広いマンションを購入できます。子どもの人数が多い世帯、親との同居などで家族が多い世帯には向いているかもしれません。価格が安い反面、価格の下落率が高いことはよく理解しておきましょう。

最悪のケースでは、売却価格をいくら安くしても処分できないリスクもあります。人口減少の進んでいる地方では、10年前の数分の1の価格で市場に出しても買い手がつかない物件が多い傾向です。今後、首都圏の郊外でもエリアによっては同様のことが起きると予想されます。 こういった背景を踏まえると、マイホーム購入による資産形成を一切考えない場合は郊外マンションもおすすめです。「その土地の雰囲気が好き」「自然が豊かなところで暮らしたい」といった部分を重視されるなら、郊外マンションの購入もありでしょう。

都心マンションの職住近接で生まれるお金&時間のゆとり

都心マンションの魅力として冒頭で「資産形成しやすいこと」を挙げましたが、他にもメリットがあります。都心にお勤めの方にとっては職場と自宅が近いため、通勤時間の大幅カットは大きなメリットです。それにより、「東京でも消耗しない暮らし」が実現できます。さらに、職住近接は交通費の節約にもなるでしょう。都心はたくさんの遊び場が近所にあるので電車賃が安くて済みますし、飲み会などで終電を逃してもタクシー代が安く済みます。

また、郊外マンションに住むと幹線道路沿いにショッピング施設があることが多いため、車がないと不便です。都心に住めば、車がなくても快適な生活ができるため、車の本体価格、車検代、税金、駐車場、ガソリン代などがかかりません。ここで節約したお金を株や投資信託などの投資に回せば、さらに資産形成をしやすくなります。

また、子育て世帯にとっても職住近接はメリットが大きいでしょう。都心へ出勤しての共働きの場合、職場と住居が離れている郊外マンションだと、子どもが体調を崩したときに保育園や学校に迎えに行くのが大変です。都心マンションなら短時間でお迎えができます。上記をトータルで踏まえると、「シングル」「夫婦」「夫婦+子ども1〜2名」の世帯などの場合は、都心マンションを購入した方が大きなメリットが得られるといえるかもしれません。(提供:Renosy Journal