少額からの長期積立や分散投資を支援するためにスタートしたのが、つみたてNISAだ。つみたてNISAの対象となる商品は、手数料が低水準で頻繁に分配金が支払われない公募株式投資信託と上場株式投資信託に限られているため、投資初心者にとって利用しやすい制度だ。そんなつみたてNISAを松井証券で始めるには、どうしたらいいのだろうか?

そもそもつみたてNISAとは?

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(画像=松井証券Webサイトより)

つみたてNISAとは、少額からの長期積立、分散投資を支援するために作られた非課税制度のことだ。2018年1月から制度がスタートしたばかりの制度のため、まだまだ認知度が低い。申込件数は開始から4ヵ月が経過した3月末の時点で約50万口座。2014年に創設された従来のNISAの口座開設ペースと比較すると、盛り上がりに欠ける。しかし、つみたてNISAには通常のNISAにはない魅力がある。

通常のNISAは2014年に創設された「小額投資非課税制度」。NISA口座を開設し、この口座で購入した上場株式や、株式投資信託などの配当金や売買利益が非課税になる。年間120万円までという購入金額上限があるが、通常20%かかる税金が非課税となるため、大きなメリットがある。

これに対してつみたてNISAは、「長期・積立・分散投資」に適したものとして、一定の要件を満たした投資信託のみに使える非課税制度だ。買付の方法は、「1ヵ月に1度」など定期的に一定金額の買付を行う場合に限られている。「定額購入方法」といって毎回一定金額ずつ買い付けるスタイルか、「定量購入方法」といって毎回決まった口数を購入するスタイルを選べる。

定額購入方法は、定期預金のように一定金額で投資が行えるため、気軽に行えるのも魅力だ。頻繁に売買を行い売買利益を狙うのではなく、長期で積み立てる投資スタイルだ。長期に投資を行うことで、長い期間にわたって大きなリターンを得られる。通常のNISAよりも手数料が安く、低コストで投資が始められるため、通常NISAよりも初心者向けといえる。ただし、通常NISAとつみたてNISA口座を同時に持つことはできず、どちらかを選択する必要がある。また、つみたてNISAは年間の利用限度枠が年間40万円までと一般NISAよりも低く設定されている。

●一般NISAとつみたてNISAの違い

比較項目……一般NISA / つみたてNISA
非課税期間……投資した年から最大5年間 / 投資した年から最大20年間
非課税対象商品……上場株式、株式投資信託など / 長期・積立・分散投資に適したものとして一定の要件を満たす投資信託
利用限度枠……年間120万円 / 年間40万円
投資可能期間……2023年12月末まで / 2037年12月末まで

つみたてNISAの魅力とは

つみたてNISAの魅力はリスクとコストが低く抑えられることにある。つみたてNISAは、毎月一定の金額を続けて投資するのが特徴だ。1年の上限である40万円を一回で投資するのではなく、時間を分散して投資することで、「買ってすぐに下がってしまった」というような投資のタイミングによるリスクを軽減させることができる。

また、複数の資産に分散して投資ができるのもリスク軽減に役立つ。つみたてNISAの対象となるのは、投資信託とETFに限られているが、複数の資産に分散して投資を行うことで、値動きのリスクを他の資産でカバーできるようにしてあるのだ。資産だけでなく、地域も分散することで、よりリスク軽減を狙っている。

長期運用であることも、リスクを抑えるのに一役買っている。資産・地域を分散して積立投資を行った場合、保有期間が長いほど元本割れの出現頻度が下がるというデータも出ている。長期で運用を行うことで、リスクはより軽減することにつながるのだ。

コストの安さもつみたてNISAの魅力だ。そもそもつみたてNISAは、金融機関にとっておいしい商品ではない。なぜなら運用管理の報酬は低く、販売時の手数料が原則ゼロ円になるよう国の制度で定められているからだ。一般NISAは年間120万円までが非課税対象となるが、販売時の手数料や運用管理の報酬についての定めがない。その分、販売時手数料が高い金融商品などもあり、あらかじめある程度の知識を持って投資しなければ、損する金融商品もあった。

しかし、つみたてNISAは手数料などについてあらかじめ定められているため、投資初心者であっても商品選びの際のリスクが少ない。投資初心者にとっては、一般NISAよりもつみたてNISAの方が安心して始めることができる。

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