あなたが証券会社のセールスパーソンだったとしよう。
営業先の受付を突破し、やっとオーナーに出会うことができた。オーナーから「君、誰だっけ?」と尋ねられ、自己紹介をした後にどのような話を切り出せばよいだろうか。例えば、受付を為替の話で突破したのであれば、相手が為替のニーズがある可能性はあるため、為替の話をするのも1つの手だろう。
しかし、相手がいきなり本題に入ることを望んでいることは少ない。「今日は為替の話で来ました」と、為替のことをいきなり話すよりも、お互いを知るような雑談を挟むべきである。
ここでは、お互いを知るための雑談を「戦略的雑談」と定義して話を進めていこう。

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