節税効果が高く、老後資産を形成するのにうってつけの個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」。掛金の拠出が最低月5,000円から可能で、投資初心者でも無理のない金額からはじめることができます。しかし、「月5,000円では1本の投信しか利用できないのでは」と思う人もいるのではないでしょうか。

今回はそうした疑問に答えつつ、iDeCoにおいて重要な「配分指定」について解説していきます。

iDeCo(イデコ)の投信は何本でも利用可能!

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(写真=Sakarin Sawasdinaka/Shutterstock.com)

結論からいうと、たとえ最低金額の5,000円であっても、何本かの投信に分けて投資することができます。iDeCoで投資ができる投信は原則1円以上1円単位で買い付けができる仕組みになっています。

実際にiDeCoで投信を購入するときは、金額ではなく指定された配分割合に合わせて行われます。たとえば毎月の掛金が5,000円の場合でも、「投信A :50%」、「投信B:30%」、「投信C :20%」という配分で指定すれば、投信Aを2,500円、投信Bを1,500円、投信Cを1,000円というようにそれぞれ分散して購入することができます。

こうした投信の配分の决定を「配分指定」と言い、運営管理機関が用意しているホームページやコールセンターを利用して手続きを行います。配分はパーセント単位で指定し、購入商品全体で100%になるようにします。配分指定をしなければ、全額が元本確保型の定期預金や運営管理機関が設定している指定運用商品などになってしまう場合があるので、iDeCoに加入して掛金を設定したら終わりではなく、きちんと配分指定まで行う必要があるのです。

「配分変更」と「スイッチング」を使いこなそう

最初に適切な配分指定をしたとしても、時間が経つにつれて運用状況が変わったり、ライフステージの変化が生じたりするため、運用商品を見直していく必要があります。運用変更は「配分変更」と「スイッチング」の2つの方法を活用することができます。

まず「配分変更」について確認しましょう。配分変更では掛金で購入する商品の比率を変更することができます。配分変更は締め切りまでであれば何度でも行うことができ、手数料も無料です。ただし、配分変更は運用方針を変更するということを意味します。iDeCoは長期的な運用を基本としているので、配分変更は最低限に留めておくのが基本だといえるでしょう。

もう一つ重要なのが「スイッチング」です。スイッチングとは、現在保有している商品の一部または全部を解約して他の商品を購入することを指します。投信の利益相当分を売却して、元本確保型の商品を購入することで利益確定したり、リバランスをして資産配分割合を調整する(もとの配分に戻す)ためにスイッチングを行います。これらの場合、投信の種類によっては「信託財産留保額」というコストがかかるため、スイッチングをしすぎるとコストがかさんでいく可能性もあるので注意が必要です。

まとめると、配分変更は「これから積み立てていくお金の配分を変更すること」、スイッチングは「これまで積み立上げてきた資産の割合を変更すること」だといえます。

投資対象を分散することは大事

「卵は一つのカゴに盛るな」という格言があるように、投資の基本は分散投資です、特定の商品にだけ投資を行うのではなく、さまざまな商品に投資することでリスクを分散させていくのが重要なのです。したがって、たとえ月5,000円の掛金だとしても、1本ではなく複数の投信に分散投資するということを頭に入れておきましょう。

iDeCo(イデコ)は配分指定の意識を

iDeCoの掛金の最低額である5,000円だとしても、複数の投信を購入することができます。iDeCOに加入したら、まずは配分指定を行いましょう。また、「配分変更」によって購入商品の割合を変更したり、「スイッチング」によって保有商品の割合を変更したりすることによって、適宜見直していくことも大切です。(提供:iDeCo online

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