遠く離れた土地に孫がいるという祖父母にとって、お盆とお正月は年に数回のお楽しみとなっているのではないでしょうか。帰省する子どもや孫たちを迎え入れるために、鼻歌交じりで準備にいそしむ一方、不安なのは出費のこと。

近年では、今までになかったお盆の風習が全国に広まりつつあることも後押しし、思った以上の出費に悩む祖父母も少なくないことでしょう。なぜお盆の出費が増えてしまっているのか、変わりゆくお盆の風習とともにその理由を紹介します。

1年に2回の大出費。お年玉とお盆玉

family
(写真=PIXTA)

孫に渡すお小遣いといえば、これまでは年に1回のお年玉だけだった、という人も多いかと思います。しかし最近では、お盆に「お盆玉」を渡す祖父母が増えているようです。

このお盆玉という風習は、そもそもいつ生まれたものなのでしょうか。その起源は江戸時代にまでさかのぼります。山形の一部地域には、商家などの主人が奉公人に対してお盆にお小遣いをあげる「お盆小遣い」という風習がありました。このお盆小遣いが時代とともに形を変え、お小遣いをあげる側は祖父母や親に、もらう側は子どもや孫になりました。

お盆玉という言葉自体は、ご祝儀袋や封筒を製造する山梨の会社「株式会社マルアイ」が作った造語です。さらに、2014年からは日本郵政が全国の郵便局でお盆玉袋を販売し、徐々に普及したことで認知度が上がっています。「出費が増える」新たな風習への戸惑いを抱きつつも、孫の喜ぶ顔を思い浮かべると、ついつい用意しておきたくなる人も多いでしょう。

2017年に株式会社あおぞら銀行が行った「シニアのリアル調査」によると、1人あたりのお盆玉の平均額は5,900円となっています。お盆玉は、孫1人につき5~6,000円ほど用意しておくと良いでしょう。お盆玉袋のデザインも豊富ですので、夏にぴったりなお盆玉袋を探してみましょう。

「帰省支援」は当たり前?帰省の交通費も負担

何かと出費の多いお盆、財布の紐を思わずぎゅっと締めたくなりますが、「わざわざ遠くから訪ねてくれる」ことへの感謝の気持ちの表れなのでしょうか、子どもや孫の帰省の際に交通費まで負担する祖父母も多いようです。「シニアのリアル調査」では、子どもや孫が帰省する際に交通費を負担しているシニアは45.4%、さらに負担額の平均は3万1,900円となかなかの高額という結果になりました。

意外とかかるその他の出費

お金がかかるところはまだあります。孫たちが帰省した初日の夕飯はいつもより豪華に、翌日には孫が喜ぶ遊園地や動物園へ。子どもや孫たちの帰省は祖父母にとっても楽しい反面、迎え入れるための準備にかかるお金、外食費、遊興費、その他孫のおやつやちょっとしたプレゼントなど、細々とした費用もかかるでしょう。お盆玉、交通費以外の費用は平均4万円とのことです。

お盆の出費、合計でいくら?

ここまでに出てきたお盆の出費を合計してみましょう。お盆玉は孫1人につき5,000円、遊興費その他に4万円、交通費には約3万円が平均費用でした。仮に孫が2人だとすると、合計額は8万円となります。8月には生活費以外に8万円ほど必要と考えると、決して少ない額ではありません。子どもたちのたまの帰省でお金の心配をしないためにも、子や孫にかかる年間の出費を計算し、毎月少しずつ積み立ててみましょう。仮に毎月7,000円積み立てたとすると、1年間で8万4,000円になります。お盆のための「孫積立」、少額ずつから始めてみてはいかがでしょうか。(提供:プレミアサロン

【オススメ記事 プレミアサロン】
深刻な後継者不足。事業承継で考えたいM&A
今さら聞けない保険の見直しポイント3つ
ハイエンド層注目のプライベート・バンキングサービスとは
なぜ埼玉にうなぎ料理の店が多いのか?
高級感あふれるプライベート空間「プレミアサロンうらわ」を訪問