会社名 株式会社カイオム・バイオサイエンス

株式会社カイオム・バイオサイエンス,ブリッジレポート
(画像=インベストメントブリッジ)

証券コード / 4583
市場 / 東証マザーズ
業種 / 医薬品(製造業)
社長 / 小林 茂
所在地 / 東京都渋谷区本町3-12-1 住友不動産西新宿ビル6号館
事業内容 / 独自技術であるADLib®システム等の複数の抗体作製技術を駆使して抗体医薬の開発候補品創出に取り組むバイオベンチャー
決算月 / 12月末日
HP / http://www.chiome.co.jp/

株式情報
(画像=インベストメントブリッジ)

- 株式情報 -
株価 / 発行済株式数 / 時価総額 / ROE(実)/ 売買単位
263円 / 26,781,500株 / 7,043百万円 / -20.3% / 100株
DPS(予)/ 配当利回り(予)/ EPS(予)/ PER(予)/ BPS(実)/ PBR(実)
0.00 / - / - / - / 156.15円 / 1.7倍
*株価 8/30終値。発行済株式数は18年12月期第2四半期決算短信より。ROE、BPSは18年12月期決算短信より。創薬事業における合理的な業績予想の算定が困難なため、18年12月期の業績予想は創薬支援事業の売上高220百万円のみ開示している。

業績推移
(画像=インベストメントブリッジ)

- 業績推移 -
(単位:百万円、円)
決算期 / 売上高 / 営業利益 / 経常利益 / 当期純利益 / EPS / DPS
2014年12月(実)/ 186 / -820 / -837 / -885 / -43.45 / 0.00
2015年12月(実)/ 280 / -1,269 / -1,253 / -1,282 / -58.29 / 0.00
2016年12月(実)/ 252 / -1,042 / -1,047 / -1,491 / -65.91 / 0.00
2017年12月(実)/ 259 / -887 / -883 / -882 / -33.48 / 0.00
2018年12月(予)/ - / - / - / - / - / 0.00
*創薬事業における合理的な業績予想の算定が困難なため、18年12月期の業績予想について会社側は創薬支援事業の売上高220百万円のみ開示している。

株式会社カイオム・バイオサイエンスの会社概要、2018年12月期第2四半期決算概要などをお伝えします。

今回のポイント

・独自技術であるADLib®システム等の複数の抗体作製技術を駆使して最適な抗体を取得し、アンメットニーズの高い疾患に対する抗体医薬品の開発候補品創出に取り組むバイオベンチャー。

・バイオ医薬品およびその中心的な存在である抗体医薬品は、従来の医薬品と比較し少ない副作用と高い効果が期待される医薬品で、現在の医療用医薬品の年間売上高の上位半数を占めている。抗体関連の技術進歩が進み開発可能領域も依然大きく、アンメットニーズへの対応が期待されるとともに、今後も着実な市場拡大が続くと見られている。

・事業内容は、同社が保有する複数の抗体作製技術(技術ポートフォリオ)を用いて治療薬や診断薬等の抗体医薬品候補を開発する「創薬事業」および、抗体作製技術等を用いて製薬企業や診断薬企業、大学等の研究機関で実施される創薬研究を支援する「創薬支援事業」の2つ。創薬事業においてはパイプラインの拡充と早期の導出、創薬支援事業においては新規顧客の開拓に注力している。

・①技術ポートフォリオを統合的に運用して新規の創薬研究事業を展開、②抗原・タンパク質調製や抗体精製、動物試験等の創薬基盤技術および創薬支援機能を保有、③外部ネットワークを通じたシーズ探索、の3点から構成される抗体開発候補品創出能力が成長の源泉であると同社では考えている。

・18年12月期第2四半期の売上高は前年同期比9.5%減の92百万円。創薬事業においてBMAA(抗セマフォリン3A抗体)に関しSemaThera Inc.と締結した共同開発ライセンス及び独占的オプション契約に伴うオプション料を計上したほか、創薬支援事業においては抗体作製委託研究およびタンパク質調整に関する受託収入を計上した。
営業損失は同2億18百万円拡大の6億7百万円。研究開発費は同2億37百万円増の4億35百万円。CBA-1205(LIV-1205Naked)に関連する臨床開発に向けた原薬および製剤開発委託費用、創薬シーズ研究開発および創薬技術開発に関する国内外研究機関等との共同研究費などを計上した。
通期業績に関しては創薬事業における合理的な業績予想の算定が困難なため、18年12月期の業績予想について会社側は創薬支援事業の売上高2億20百万円のみ開示している。

・創薬支援事業においては主要顧客である中外製薬グループ以外の新規顧客開拓を進めているが、今第2四半期累計期間中、協和発酵キリン株式会社、小野薬品工業株式会社、と抗体医薬事業を手掛ける主要な国内製薬会社との取引が増加している。

・前期にビジネスモデルの大転換を行った同社だが、残念ながら株価は安値更新が続いている。
ただ、前回取材時に小林社長がインタビューで語っていたように、「新たな芽が息吹きつつある」ことは確かなようだ。投資家としては一般的にバイオベンチャーはPL(損益計算書)で評価すべきではない事に留意するとともに、創薬支援事業で着実にキャッシュを獲得しつつ、創薬事業の本格離陸を目指す同社の変化を、パイプライン拡充の進捗を中心に引き続き注視していきたい。