ビットコイン(BTC)は他を圧倒して時価総額第1位であり、第2位のイーサリアム、第3位のリップル以降、トップ10には名の知れたアルトコインが名を連ねている。上位10仮想通貨の特徴を簡単に紹介しながら、時価総額と価格(2018年9月28日付CoinMarketCap「仮想通貨時価総額ランキング」より)、占有率(ドミナンス)を比較する。

第1位ビットコイン(BTC) 仮想通貨の王様、知名度と時価総額で世界一

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(画像=PIXTA)

世界で最初の仮想通貨であるビットコインは、サトシ・ナカモトと名乗る人物が2008年にインターネット上で発表した論文に基づいて誕生した。非中央集権型のP2P(ピアツーピア)技術やブロックチェーンと呼ばれる公開台帳技術の採用、オープンソース、国籍がなく世界中で利用できる、通貨機能が主体といった点が特徴だ。ビットコインは現在流通する多くの仮想通貨の原型であり、知名度と人気、時価総額は世界一である。

今後はビットコインが決済手段として今以上に普及する、あるいは人気の高いアルトコインの取引量が大幅に増加することなども想定され、ビットコインの価格やドミナンス(占有率)に影響を及ぼす可能性がある。

最大発行枚数は2,100万枚に限定されているため、価格変動幅が大きいながらも、高い需要に支えられて価格は相対的に上昇している。

時価総額:1,160億2,153万4,664ドル
価格:6,709.50ドル
占有率:51.77%

第2位イーサリアム(ETH) ICO市場を支える通貨

ロシアのヴィタリック・ブテリン氏が2013年に考案し、2014年にICO(Initial Coin Offering/新規仮想通貨公開)によってイーサリアムプロジェクトがスタートした。このプロジェクトの本来の目的は「分散型アプリケーションを構築する代替プロトコルを作成すること」であり、現在ではイーサリアムベースのコインが多数誕生している。

最大の特徴は、ブロックチェーンへのスマートコントラクトの実装である。これによって、契約内容や自動執行プログラムをマイニングできる。

今後、マイニング方式がPoW(プルーフ・オブ・ワーク)からPoS(プルーフ・オブ・ステーク)に移行できれば、セキュリティが強化されて価値が上昇する可能性がある。増えつつある企業との連携にも注目したい。

2017年後半に価格が高騰したが、2018年1月以降は仮想通貨流出事件の発生、イーサリアムの開発延期や大量売却などの理由から価格が下落している。

時価総額:234億6,413万5,545ドル
価格:229.53ドル
占有率:10.47%

第3位リップル(XRP) 中央集権型で格安な手数料と高速処理が特徴 

仕組みが考案されたのは2004年、実際の運用は2013年からである。他の仮想通貨との大きな違いは、リップル社による中央集権型の通貨であること。取引処理は、当社が管理・認定するバリデーターの多数決による合意に基づいている。処理時間は高速で送金手数料も安い。ロックアップで売却量を調整しているため、リップル価格の安定も図られている。

もう一つの特徴は、リップルが「ブリッジ通貨」として機能している点であり、国際送金の仲介通貨として利用されることが多い。

リップルはすでに世界中の企業や金融機関と提携しており、リップル決済やリップル送金の普及も期待できる。

リップル社の決済ソリューション「xRapid」の運用開始が発表されており、実現すればリップル送金が大幅に増加する見込みがある。係争中だった訴訟が解決したこともあり、リップルの価格は高騰し、2018年9月21日にリップルの時価総額が一時的にイーサリアムを抜いて第2位になった。

時価総額:215億7,026万6,076ドル
価格:0.541003ドル
占有率:9.63%

第4位ビットコインキャッシュ(BCH) ビットコインの後継的立ち位置

2017年8月にビットコインのハードフォークで誕生した仮想通貨。ビットコインと同様の仕様であるが、ブロックサイズの上限を8MBにすることで、ネットワーク処理能力を大幅に改善した。

ビットコインから派生した仮想通貨の中で最も流通量が多い。ビットコインの方針に近く、ビットコインコミュニティからも支持されているため、今後ますます利用される機会が増えるだろう。2018年9月時点ですでに、アメリカの大手取引所「Coinbase」への上場や、ビットコイン決済大手「BitPay」にも採用されている。

時価総額:98億7,669万8,167ドル
価格:568.54ドル
占有率:4.41%